弁護士 中井雅人

大阪の西天満にある、暁法律事務所です。
(労働者側)労働事件、入管事件、インターネットにおける権利侵害(反差別・名誉毀損等)を中心に取り扱っています。共に解決策を探しましょう。必要であれば共に闘いましょう。

【YouTube発信を始めた動機・目的】
①「弁護士」による「ビジネス」の危機感
お金をかけて広告を出している大手法事務所(以下「一部の法律事務所」)の事件処理が悪い、相談対応が悪いという情報に接する機会が増えてきました。以前から他の弁護士等から聞いてはいましたが、依頼者や相談者から直接聞く機会が増えました。
(これは現象自体が増えたのではなく、私のもとにいらっしゃる依頼者や相談者のルートが多様化し、時の経過により蓄積されたものだと見ています。)
依頼者や相談者がいわば二次被害を受けているともいえる状況です。
広告型のビジネスは、どのような業態であっても、その広告に見合った量の顧客・消費を前提にしているのが通常です。
そして、その量をこなすために、業務過程を定型化・効率化するのが通常です。
しかし、弁護士の仕事は、一部の事件類型を除けば、定型的な処理はできませんし、効率化にも限界があります。
ひとりの弁護士が担うことができる事件には自ずから限界があります。
とりわけ「労働事件」は、定型的に事件処理ができるものではありませんし、専門性も要求されます。
そうであるにもかかわらず、「一部の法律事務所」は、広告型ビジネスを実施し続けているのです。
そこで、労働事件を中心に、専門性を有する弁護士が事件を担当する意義等発信したいという考えに至りました。

②それでもやはりファクト(事実)の量を増やすことが重要ではないか
昨今、ファクト(事実)を重視しない人々が増え、社会的分断が見え始めています。
世界的な現象であり、日本も例外ではありません。
私は、インターネット上のアテンションエコノミーに巻き込まれるものかと、YouTube等から距離を置いてきましたが、情勢に鑑み、アテンションエコノミーに抵抗しつつも、専門家らしく淡々とファクトの発信を増やしていかなければならないのではないかと思い至りました。
微力ではありますが、情報の洪水の中で、少しでもファクトに基づく啓発を増やすことができればと考えています。
以上