港北ふるさとテレビ局

 地域には、文化財、史跡、歴史的なお祭りや行事などがたくさんあります。新しい文化の発展の中で、それらの貴重な文化遺産が語り継がれることなく人々の記憶から忘れ去られようとしています。また、地元の歴史を知らずに生活をしている方々も多くいらっしゃいます。
 本にも書かれていない、地元の長老しか知らないような地域の昔話、文化財に指定されていない文化財やお祭りなど、貴重な文化遺産が風化してしまう前に、映像に記録して保存して行きたいと考えています。
 そしてその映像が、「ふるさと」としての港北区を再発見するきっかけになって欲しいと願っています。さらには、教育現場や生涯学習などの教材に活かされれば、さらに地域に貢献できると考えています。

 港北ふるさとテレビ局は、2009年、横浜市港北区役所後援 ふるさとサポート事業の活動団体として開局しました。港北区の文化財、歴史、祭り、地域イベントなどを記録して映像作品を制作し、「港北ふるさと映像祭」(港北公会堂)や「港北ふるさと映像上映会」(港北図書館)などで上映活動を行なっているほか、港北区役所ホームページからリンクされた「港北映像ライブラリ」を通して、今までに制作した映像作品を公開しています。

 現在は、地域映像制作のプロ集団として、「港北テレビ」をはじめ、メンバー各々の経営する映像制作事業母体のサポートで映像制作事業を行なうと同時に、港北区役所後援「地域のチカラ応援事業」の登録団体として、「港北の昔ばなし紙芝居」や「港北ふるさと自然めぐり」などの短編作品、「続・綱島温泉物語」や「飯田家住宅の屋根葺き」など港北地域密着映像作品の制作活動を行なっています。

 港北ふるさとテレビ局では、横浜市民放送局との連携で、「横浜開港祭」の生中継など、インターネット配信を数多く実施してきました。2013年からは「音楽のまち・かわさき」推進協議会の音楽普及事業に賛同し、川崎市内のコンサートや音楽イベントの撮影、ミュートンチャンネルによるインターネット生配信の技術協力を行なってきました。この事業は現在、港北テレビ川崎支局として開局した「カワサキテレビ」が引き継いでいます。