華道家・大谷美香 花の声 -Voices of Flowers-

華道家というお仕事をやっています。
でも、華道家って何だろう? どんなことをしているのだろう? 
想像がつかないとよく言われます。
多分「華道」がまだまだ馴染みのない世界なのだと思います。

私はいつも「花の声」に耳をすませています。

花とおしゃべりするような気持ちでいけていると、不思議と花が自分から形をつくり出してくれるように感じるのです。
そうして生まれる一瞬の形に出会えることが、華道家としての喜びです。

***活動について
映画やドラマ、CMで登場人物の心情を映し出す花を制作しているので、
私を知らなくても、私の花を目にしたことがある人はいるかもしれません。

連続ドラマ「高嶺の花」(石原さとみさん主演)中に登場する全174作品を監修・制作
Amazon Prime Video「1122 いいふうふ」生け花監修
「るろうに剣心 最終章 The Final」
「サンクチュアリ」
「地面師たち」
「全裸監督2」
「忍びの家」
「プロミスシンデレラ」
などなど

インスタレーション作品

「越後妻有・大地の芸術祭」カラフルで巨大な花のアート 『花笑む』
ペリエジュエ主催 5000本の花をいけた 『Awakening of Nature』
中国・杭州 巨大プールの中で踊りながら花をいける 『私たちは、溶けて花になる』
などなど

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こちらでは、みんながお家で楽しめるお花のいけ方から、華道家としての仕事の裏側や日常まで発信していきます。

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「るろうに剣心」のテーマは「殺戮と復讐」。
「血しぶき」が花で表現できるのか、直前まで不安でした。
「高嶺の花」では全174作品を1人でいけたため、毎日寝不足。


でも、お仕事が終わってからは、たくさんの残り花を家に持ち帰り、今度は誰に見せるでもなく、のんびりとお家でいけます。
その時間がとっても楽しい!「花をいける」って、なんてHappyな気持ちになるのだろうと、しみじみ感じます。

花をいけるのって、最高!
その楽しさを少しでも伝えられたらうれしいです。
そして願わくは、お花が発する「幸せの力」がみなさんにも届きますように!

華道家・大谷美香

Listening to Voices of Flowers