昭和医科大学病院 小児循環器・成人先天性心疾患センター

こんにちは。昭和医科大学病院 小児循環器・成人先天性心疾患センターです。お子さまの健康を第一に考え、成長に合わせた心臓の診療を行っています。
およそ100人に1人、生まれたときから心臓に何らかの異常を持って生まれてくる人がいます。これらの中では、心臓の弁に異常があったり、血管が細かったり、血管の出る場所が異なっていたり、心房や心室の壁に穴が空いていたりする病気が最も多く、これらを先天性心疾患と呼んでいます。先天性心疾患には、自然治癒するものから、すぐに手術が必要なものや難治性の重症なものまで、さまざまな病態があります。症状が出なければ、心臓病を持っていても普通の人と見た目に変わりません。しかし、彼らは症状が出ないよう、運動や日常生活に制限をかけて、自分で病気を調節しながら社会の中で懸命に生きています。とくに心臓病を持つお子さんは、他の子どもと同じように遊ぶことや運動することができない心の痛みを感じながら生活しています。
もし、あなたの周りにそのような方がいたら、温かく接してあげてください。彼らと社会生活をともにする機会があれば、精神的な支援をしてください。私たちはそういった社会の一助となれるよう、子供の心臓病に関する情報を発信してます。