人と地域を元気にする盆踊り実行委員会

古くから庶民の生活に根差した文化として、盆踊りが盛んだった東京・港区。

三業地では芸妓たちが、町中では大人も子どもも、町の様子や世相、風俗を盛り込んだ小唄や音頭を作り、庶民の文化として盆踊りが根付いてきました。
1962年の町名変更・町名整理の折りにもご当地盆踊り曲が多数制作されたり、学校や寺社では周年祝賀にも記念盆踊り曲ができたほど。また町会や寺社主宰の盆踊り大会は近隣の人たちが集って盛況でした。

ところが今や、これらのご当地盆踊り楽曲だけでなく、踊り手不足、町会加入者の減少などで町会主催の盆踊りさえ消滅しかねない状況です。
ご当地盆踊り曲の歌を聴けば世相や文化など、当時の時代の様子が目に浮かびます。古き良き大正、昭和の埋もれてしまった盆踊り曲を発掘し、保存継承していきます。

盆踊りを通じた人と人の繋がりは、世代間交流をたやすくし、町会自治会の円滑化による住民の心豊かで安心できる暮らしの演出など、地域を活性化させる起爆剤となります。