AIKI SENSE

合気の感覚を掴もう!

私が故岡本正剛先生の六方会に入門した時、とても特別な体験をしました。少林寺拳法では全国レベルの選手としての経験、実践的な太極拳などの中国拳法の経験もあったのですが、それまで感じたことがない未知の感覚を経験しました。

岡本先生の技で、生涯初めて全身の動きが止まるような、不動金縛り状態を経験しました。合気道の技を受けた時とは全く別の感覚で、これが大東流の合気なのかと感動したものです。

問題は、岡本正剛先生の合気は、習得しやすいものもあったのですが、とても難しく何をやったらそうなるのかわからないものも多かったのです。

そして、見ただけではわからなかった数々の技の研究の結果、合気の習得にはそのロジックの知的な理解と、合気の感覚を身体的な理解の2つが必要とわかったのです。

合気のロジックの発見

岡本正剛先生が言うには、「合気は、体格・体質・性別で異なる」ものだそうです。つまり、人が違えば自然に技も違ってくるし、別の人の技を真似てもうまくいかないということです。

岡本先生の技の、腕や脚の動きなど細かく観察して真似できる範囲まではある程度できるようになったと、自負できる程度は努力を重ねましたが、どうしてもできない技が複数残り、それがなぜかわかりませんでした。

その後、六方会を離れ、独自に合気という現象を検証した結果、合気という現象の基本的な原理を発見することができました。

合気の原理とは?

私がまず始めたのは、岡本先生ご自身の体の動き(これについてはすでに半分成功、半分失敗している)ではなく、先生の技を受けた時の相手の身体の状況の分析です。

「合気上げと合気上げが、大東流合気柔術の基本であり奥義である」というのが、岡本正剛先生の言葉で、その言葉の通りこの2つの現象を相手の体に引き起こすにはどうすべきなのかというのがスタートラインでした。

結論として、合気とは相手の背骨の伸展と屈曲を効果的に引き起こすことであるとし、そのために何をどうすればいいかというノウハウを確立しました。

そして、この原理は誰でも習得できて、これを理解すれば誰でもその日のうちに合気の感覚を経験できることがわかりました。

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