東京オペラシンガーズ

1992年、小澤征爾指揮、蜷川幸雄演出で話題を呼んだ歌劇「さまよえるオランダ人」の公演に際して、世界水準の合唱をという小澤氏の要請を受け、東京を中心に活動する中堅、若手の声楽家によって組織された。当公演の合唱は圧倒的な成果を上げ、その評価により、同年、第1回サイトウ・キネン・フェスティバル松本、バイエルン国立歌劇場日本公演に招聘され、評価を確立するとともに、継続した活動をすることとなった。

東京オペラシンガーズは、サイトウ・キネン・フェスティバル(現セイジ・オザワ松本フェスティバル)にほとんどの年度に出演、オペラや宗教曲のCDが発売されている。東京,上野で毎年春に開催される東京・春・音楽祭には第1回から連続出演。同音楽祭で、現代最高の指揮者の一人であるリッカルド・ムーティとも度々共演している。また同音楽祭で小編成による「にほんのうた」を2011年から毎年催している。ウィーン・フィル、シカゴ交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラなど世界のトップクラスのオーケストラアと共演。イギリスのエディンバラ音楽祭、上海国際芸術祭、上海交響楽団演奏会、北京国際芸術祭(相約北京芸術節)に出演。海外でも活躍。