平安楽舎/神奈川県動物愛護協会支援チャリティーコンサート「源氏物語 蘭陵王の舞」
Автор: Heiangakusha Office
Загружено: 2017-06-13
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【動画データ】
◆開催日時 平成29年6月4日(日)
◆開催場所 港北公会堂
◆演奏/平安楽舎
龍笛/佐野龍子、信國萌、大沢真由美、青山晋平、大森千鶴子。高麗笛/佐野龍子。笙/武田和弓、常法寺美和。大篳篥/田代正之、山下幸治。楽琵琶/常法寺美和。楽箏・和琴/米澤茉莉佳。鞨鼓・三ノ鼓/船橋珠絵。太鼓/矢野哲次。鉦鼓/滝沢貴子。
◆朗読/田本木綿子
◆舞人/濵田理恵
◆舞台監督/長谷川景光
第一部
第七帖「紅葉賀」より「御前の試楽」の段/朗読。
壱越調 迦陵頻破(鳥破)
第七帖「紅葉賀」より「源氏、紫の君に心を慰める」の段/朗読。
高麗壱越調 保曾呂惧世利(長浦楽破)
第八帖「花宴」より「紫宸殿の桜花の宴」の段/朗読。
壱越調 春鴬囀颯踏
第二十一帖「少女」より「朱雀院へ行幸」の段/朗読
壱越調 春鴬囀入破
第二十四帖「胡蝶」より「中宮、春の季の御読経主催す」の段
高麗壱越調 胡蝶楽急
第二十四帖「胡蝶」より「紫の上と中宮和歌を贈答」の段
壱越調 迦陵頻急(鳥急)
第二部
第三十五帖「若菜下」より「御賀の試楽の当日」の段
沙陀調 蘭陵王/乱序、沙陀調音取、当曲入破、新楽乱声。
皆様からいただいた167,253円のご浄財は全額、神奈川県動物愛護協会に寄 附させていただきました。募金にご協力いただき心より感謝申し上げます。
【平安朝舞楽について】
狛近真が鎌倉時代に著した『教訓抄』を紐解くと、以下のように記されています。
「踏足モ台(舞台)ヲナ(鳴)ラサズ。膝ヲヲ(折)リテ踵ヲヲ(置)ク。爪立足モ拍子ニアワ(合)スベシ。高ク躍ル舞ニモ爪立テヤガテ落居()バ台ナル事ナシ。延立モ落居モ、ヤハラ(柔)ツヽ(滑らかに)スルヲ吉舞人トハ云ナリ。去肘モ伏肘モ拍子ヲマ(待)チテシヅ(静)カニカナ(奏)ヅ。腰ニ付タル手モ拍子ゴト(毎)ニシ(締)ムル(拍子を取る)ナリ。又伏肘ヲ打ニハスコ(少)シカタ(傾)ブキテ顔ニ打カケテ手ノサキ(先)ニ目ヲカクベシ」
すなわち、平安時代、鎌倉時代の舞は拍ごとにリズミカルに脇を締めますが、現行雅楽の舞のように、絲鞋(しかい)で舞台を叩いてから足を披(ひら)くというような動作は行わず、「しなやかで静かなる舞」を理想としていたことが分かります。さらに、平安時代、鎌倉時代の舞譜は現行雅楽の舞譜と大きく異なるだけでなく、舞の美学が異なると言えます。
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