安田顕”平賀源内”の様子がおかしい…恩人たちの暗い影に”蔦重”への影響は? 大河ドラマ『べらぼう』第15話考察
Автор: Yahoo News Japan
Загружено: 19 апр. 2025 г.
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安田顕”平賀源内”の様子がおかしい…恩人たちの暗い影に”蔦重”への影響は? 大河ドラマ『べらぼう』第15話考察横浜流星主演の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK総合)が現在放送中。貸本屋からはじまり「江戸のメディア王」にまで成り上がった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描く。今回は、第15話の物語を振り返るレビューをお届けする。(文・苫とり子) 【写真】安田顕”平賀源内”の身に一体何が…? 貴重な未公開写真はこちら
『べらぼう』第15回は、蔦重(横浜流星)の恩師たちに暗い影が忍び寄る…。
トントン、グツグツと誰かが朝食の準備をする音を聞きながら幸せに眠る蔦重(横浜流星)。台所に立っているのは、吉原を去ったはずの瀬川(小芝風花)だった。瀬川はなかなか布団から起きてこない蔦重を「いつまで寝てんだい!店開けるよ!」と起こす。そんな幸せな夢を見ていた蔦重は目が覚めて、瀬川のいない現実を思い知らされるのだった。 安永8年。吉原で独立し、五十間道に自分の店『耕書堂』を構えた蔦重だが、瀬川と別れてから抜け殻のような状態となっていた。そんな蔦重を励ましてくれたのは、本で繋がった仲間たちだ。 ある日、朋誠堂喜三二こと平沢(尾美としのり)が『耕書堂』から青本を出したいと言い出す。地本問屋の仲間うちに認められていない蔦重の本は市中では売れない決まりになっているが、平沢にとっては売れる売れないより、楽しいかどうかの方が大事だった。 「誰とやるのが一番楽しいかって言われたら、お前さんなんだよ!」という平沢の言葉が傷ついた蔦重の心に沁み入る。絵師・北尾政演(古川雄大)も蔦重のためなら、いつでも依頼を受ける気満々だ。どちらも目的は吉原遊びかもしれないが、瀬川ロスに陥っている視聴者としても今は彼らの賑やかさがありがたい。 さらには遊郭の体制にも嬉しい変化が。公に「四民の外」とされた吉原に対する世間の見方を変えたいなら、自分たちも変わらなくちゃいけないという蔦重の言葉に心を動かされた駿河屋(高橋克実)の働きかけにより、引手茶屋や女郎屋の主人たちが吉原のあり方について議論を交わし始めていた。 一部の女芸者が不本意に体を売らされている現実を心苦しく思っていたりつ(安達祐実)は女郎屋を廃業し、芸者を管理する見番に転身することを決意。丁子屋(島英臣)からは、病にかかった女郎を粗悪な行灯部屋に放り込むのではなく、女郎屋の寮でしっかり療養させてはどうかという意見も飛び出す。 瀬川がいたら、きっと蔦重と一緒に喜んだことだろう。けれど、瀬川があのまま吉原に留まり、蔦重の本屋を手伝っていたら、果たしてこんな光景は見れただろうか。駿河屋はきっと瀬川が吉原を去った理由に薄々気づいている。
吉原を女郎たちが楽しい思い出をたくさん持って、出ていけるところにする――。蔦重の言葉に動かされたのはもちろん、愛する人と離れてまで瀬川が叶えたかった夢を駿河屋は実現させてあげたいと思ったのかもしれない。そう考えたら、蔦重がしてきたことも、悲しい別れも無駄じゃなかった。腐らずに生きていたら、そうやって報われる瞬間がふと訪れるから前に進んでいける。 だけど、そうじゃない人はどうしたらいいのだろう。頑張っても頑張っても報われるどころか、どんどん状況が悪化していく人は。『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第15話は、蔦重の恩師とも呼べる人たちに暗い影が忍び寄る回だった。 これまで多くの人に助けられてきた蔦重だが、この人がいなければ、確実に今の彼はいないと言える3人がいる。一人は鱗形屋(片岡愛之助)。今や商売敵として蔦重を目の敵にしているが、そもそも彼に本作りの楽しさを教えたのは鱗形屋だ。 鱗形屋から『吉原細見』の改役を任されなければ、蔦重は自分で本を作ろうなんて思わなかったかもしれない。お互いの才能もどこかで認めていて、良い師弟関係になれた可能性もあった。 きっと鱗形屋も本来は面倒見のいい性格だが、商いの厳しさが彼を歪めてしまったのだろう。火事のせいで経営難に陥った鱗形屋にとっては、ライバルが一人でも増えることを看過できない。そんな鱗形屋は起死回生の糸口を掴めないまま、来年にも青本が作れなくなるだろうと言われていた。
平賀源内(安田顕)の様子がおかしい?
2人目は平賀源内(安田顕)だ。何にも縛られず、心のままに生き、常識にとらわれないアイデアで社会を変えてきた源内。蔦重は何かに行き詰まった時に必ず源内のもとを訪れ、その度に問題解決のヒントを与えられてきた。辛い現実に耐え得る本の力を教えてくれたのも源内だ。ところが、そんな源内の様子がこのところおかしい。 自分のところで雇っていた弥七(片桐仁)にエレキテルの図面を盗まれた挙句、その模造品の性能が悪く、本物のエレキテルまで効果を疑われるようになったことで源内はピリピリしていた。そもそもエレキテルは、摩擦を利用して静電気を発生させる装置のこと。その静電気で体に刺激を与えると悪い気が外に出て、万病に効くという触れ込みで、源内はエレキテルを売っていた。 しかし、肩こりや腰痛くらいなら治ったかもしれないが、全ての病気が治るはずはない。それをどこかで源内も分かっているのではないだろうか。だが、今まで自分をもてはやしてきた人たちが急に手のひらを返し、インチキだ嘘つきだのと罵ってくる状況の中で源内の心は少しずつ壊れ始めているのかもしれない。 そんな源内が起死回生のチャンスを見出したのが、蝦夷地だ。源内はまだ金が採れる可能性のある蝦夷地開拓を田沼意次(渡辺謙)に進言する。ところが、意次はそれどころではなかった。 というのも、江戸城では徳川家治(眞島秀和)の嫡男・家基(奥智哉)が急逝。かねてより家基と折り合いが悪かった意次は毒殺の疑いをかけられていたのだ。そこで意次は蝦夷地開拓の話を進める条件として、意次に家基が亡くなった原因の特定を依頼する。
時を同じくして松平武元(石坂浩二)が真相に辿り着き、手袋を調べ始めたと聞いて焦りを見せる意次。毒を仕込んだ覚えはなかったし、他にいくらでも毒を仕込める人間はいる。けれど、武元は意次を目の敵にしている相手。これを手札に自分を追い落とそうとするに違いないと意次が思うのも無理はないだろう。 しかし、武元にそのつもりはなかった。意次が犯人なら巧妙に証拠を隠すはずで、みすみす武元に主導権を握らせたことこそ意次が犯人ではない証拠。にもかかわらず、意次憎しで犯人に仕立て上げたら、徳川家に仇をなす真犯人を取り逃がすことになる。 それは、忠義心の強い武元が望むことではない。同じように、徳川家に忠誠を尽くす意次が犯人のはずはないと、武元は確信もしていた。「みくびるな」という言葉と、威厳に満ちた表情に武元の矜持が滲む。 そんな武元は「世の大事はまずは金」という意次の考えは気にくわないとした上で、こんなことを語った。 「金というものは、いざという時に米のように食えもせねば、刀のように身を守ってもくれぬ。人のように手を差し伸べてもくれぬ。左様に頼りなき物であるにもかかわらず、そなたも世の者も、金の力を信じすぎておるようにわしには思える」 私たちもまたお金さえあれば、何でも手に入ると信じている節がある。けれど、米不足に揺れ、忍び寄る戦争の影に怯える今、武元の言葉が刺さる人も多いのではないか。意次も武元の指摘で目が覚める思いがした

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