“レーダー照射”で日中応酬 「中国側の指摘あたらない」木原長官が全否定…自民も緊急会合で非難 中国報道官「正常な操作」(2025/12/08)
Автор: FNNプライムオンライン
Загружено: 2025-12-09
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8日朝、いつもと変わらず笑顔で官邸に入った高市首相。
一方、永田町は怒りの声が相次ぎました。
自民・小野寺安保調査会長:
挑発行為と受け止めるべきだ。
稲田元防衛相:
武力の威嚇につながりかねない非常に問題な行為。
6日午後、沖縄本島沖の公海上空で中国軍の戦闘機が自衛隊機にレーダーを照射。
高市首相:
中国側には強く抗議し、再発防止を厳重に申し入れた。
関係が悪化する日本と中国の間で発生したレーダー照射問題。
8日の閣議では、小泉防衛相、木原官房長官、茂木外相の3人が険しい表情で立ち話するシーンも見られました。
日中間の緊張が急激に高まっています。
7日の午前2時、緊急会見を開いた小泉防衛相。
小泉防衛相:
遅くにお集まりいただきありがとうございます。中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射事案についてご報告します。
防衛省によると、事態が発生したのは6日午後4時半ごろの沖縄本島沖の公海上。
中国軍の空母「遼寧」からJ-15戦闘機が飛び立ち、領空侵犯を防ぐため航空自衛隊のF-15戦闘機が緊急発進した際、2度にわたり断続的にレーダーを照射されたということです。
レーダーの照射はミサイルを誘導するためのもので、照準を合わせると、いわゆる“ロックオン”の危険な状態です。
高市首相は7日、「今回のレーダー照射というのは、航空機の安全な飛行に必要な範囲を超える危険な行為です。中国側には強く抗議し、再発防止を厳重に申し入れすることを行いました」と述べ、中国側に強く抗議したことを明らかにしました。
これに対し、中国外務省が「現在の状況下で日本がレーダー照射の問題を騒ぎ立てることは白黒を逆転させ、国際社会をミスリードするものだ。これは完全に下心(別な意図)がある行為である」と反論。
すると8日、木原官房長官が中国側の主張に再反論し、「自衛隊機は安全な距離を保ちながら、対領空侵犯措置の任務に当たっていたと報告を受けており、中国側の指摘はあたらない」と中国側の主張を全否定しました。
一方、高市首相は午後の国会で補正予算案の審議に出席。
高市首相:
日中間の様々な対話を行うことに日本側はオープンであり、中国側の一連の措置による影響を含め、引き続き状況を注視し適切に対応していく。
自民党はレーダー照射問題について緊急で会合を開き、中国を強く非難。
自民・小野寺安保調査会長:
間違いなくレベルは格段に危険な方向に上がってしまった。そしてこれは挑発行為と受け止めるべきだと思っている。
不測の事態になりかねない中国軍の危険なレーダー照射。
中国外務省は8日午後4時ごろ、会見で「艦載機が飛行訓練中に捜索レーダーを起動することは、各国の通常の手法であり、飛行の安全を確保するための正常な操作である」と述べ、レーダー照射は攻撃準備以外の目的でも使えることを強調。
一方、政府関係者は「捜索のためであれば今回のように断続的に照射を行う必要はない」と中国側の主張を否定しました。
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