【富士見ミステリー文庫の傑作!SHI-NOを解説!!】今まで読んでいた本とは違うラノベをお探しの方必見!!
Автор: YP
Загружено: 17 янв. 2021 г.
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刊行:富士見ミステリー文庫
著者:上月雨音
イラスト:東条さかな
富士見ミステリー文庫の中で間違いなく3本の指に入る名作【SHI-NO】を紹介!
刊行作品の少ないコアな富士見ミステリー文庫という枠の中で、新井輝さんの【ROOM NO 1301】そしてあの桜庭一樹さんの【Gosick】と並ぶ名作。
大学一年生の主人公『僕』と、天才的な頭脳を持ちながら、人の死生観に強い関心を寄せる黒い魂を持つ少女『支倉志乃』との物語。一見普通のミステリー小説のようだが、この作品の面白いところは事件のフォーカスが「トリック」でも「トリックの解き明かし方」でもなく、犯人は「何を思って何故それを行ったのか?」という所謂『動機』というところにある。
大衆に出回っているミステリー作品の多くは、トリックの難解さやその解放を取り上げることがほとんどと言える。何故ならそれこそが「ミステリー」たる所以だからだ。『動機』はあくまで事件を起こすキッカケにすぎない。「ミステリー」を読む楽しみは、事件を解く楽しみだ。『動機』の解明は確かにその一部と言える。だがそれがメインディッシュになる作品はほとんどない。それを深ぼっても結局「人なんだからそう思うこともあるだろう」と解釈してしまえばそれで終わりだからだ。
だが、だからこそこの【SHI-NO】という作品の面白さ、ユニークさが際立つ。『支倉志乃』というキャラクターが、犯人の『動機』についてこれでもかってほど深く考察し語ってくれるこの作品は、なるほど一般文芸のミステリー小説ではなく、キャラ小説であるライトノベルならではだろう。

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