自然な完璧英語でアンソニー・ホプキンスと共演♥ジェームズ・アイヴォリー監督「最終目的地」真田さんの英語を聞いて英語学習のモチベを上げたい

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世界的名監督ジェームズ・アイヴォリー。
その監督の映画に日本人俳優が出てくるなんて、興奮しちゃいますね。
しかもアンソニーホプキンスとカップルで。
(日本公開は2012年、撮影時は2006年とか2007年諸説あり）

DVD化されてます。

アンソニー・ホプキンス＆真田さん　ふたりの名優
ゲイカップルを力の抜けた自然体で演じています👏　

とくに真田さんの英語に注目ですね
さすが英国のロイヤルシェイクスピアカンパニーの舞台に日本人で初めてたった一人参加してサーの称号を持つ名優と共演した、そして日英文化交流の功績にたいしエリザベス女王から勲章を授与されたという、日本人俳優唯一無二の経歴をあらためて感じさせられます👏

けっしてゲイがテーマの映画ではありません。
６人の男女がメインキャスト

いろいろな人間関係、恋愛の形があるように、アダムとピートの関係もそのひとつです。彼らはとても自然です。

アダムの家の広大な敷地に、亡くなった兄(ユルス、作家)の家があり、兄の妻と愛人が一緒に暮らしています。　
シャルロットゲンズブールとローラリニーは日本流にいうと愛妾同居です^^;

そんな彼ら４人の中に入ってくるのが、アダムの兄の伝記を書こうとする青年とその恋人..

彼らの中でいちばん穏やかな良い関係を感じさせるのが、25年も共に暮らしてきたアダムとピートかと…

兄の伝記の話が持ち上がったことをきっかけに、アダム（ホプキンス）が長年連れ添ってきたピート（真田）とのこれからのことや、同じ敷地に暮らす亡くなった兄の妻と愛人の将来も考え、人生を再構築していく物語…と私は感じました。

(どこを見るか、どこから見るかで、見え方がちがってくる多面体な作品のよう)

じぶんはもうお爺さんだから君は君の人生を生きてほしいみたいなことを言うアダム。いやいや、１５歳の少年を連れてきてしまった反省もあるんでしょうけど。いちおう養子にして家具づくりの学校にも行かせて、一人前に育ててるんですが、初めからなのかいつからなのかゲイカップルになっている。
ピートの人生を奪ってしまったかもしれないと反省するのも当然ですが。
でも最後には　二人で会社を作ったと嬉しそうに話したりして、やっぱり2人は離れない。
ホプキンスと真田さんが良い感じです✨

英語話者の方が見ると、会話の中にユーモアもほろ苦さも皮肉もあり滋味豊かなものを感じるそうです

監督は名匠ジェームズ・アイヴォリー
「日の名残り」「眺めのいい部屋」「モーリス」・・・
「君の名前で僕を呼んで」（脚本のみ）他名作ぞろいです
現在９６歳
監督ご自身ゲイで、４０年以上も製作者のイスマイル・マーチャントと暮らし、仕事の上でも私生活でも良きパートナーでした。２００５年にイスマイルが亡くなってます、

監督としてはこの映画以降　劇場用長編映画は撮っていません、
２００５年の「上海の伯爵夫人」でも真田さんが出演されてます
そして次の作品が２００９年「最終目的地」（日本公開はそれより遅いです）
どうしても真田さんに出てもらいたくて、ピート役をフィリピン人から日本人に変更しました

（原作はピーター・キャメロン。
南米ウルグアイの人里離れた邸宅を舞台に繰り広げられる、エレガントで滑稽な愛の悲喜劇。イギリス古典小説の味わいを持つ、キャメロンの最高傑作長編とのこと）

アイヴォリー監督の映画に出れるなら、アンソニーホプキンスと共演なら、世界にはいくらでも出たい俳優がいますよね、
でも、真田さんは（私の想像ですが）フィリピン人役ならやらないとおっしゃった可能性ありますね、
そこで日本人に設定を変えたのかと。
で、監督の希望通り真田さんが出演。

世界的名監督の映画で立て続けに二本に出演、設定を変えてまで出て欲しいと言われる俳優、そうそういませんでしょう。
なんかすごいなあ～真田さんて、やっぱりみんなから愛される人、そして、日本人のアイデンティティーを大切にしている、そんな一途さも信頼を得てリスペクトされているのではないかと・・・

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