【現役出禁講師】第5回【IT転職の真実】プログラマーと呼ばれても、あなたが行ける業界は「実質3つ」しかない　

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【IT業界の真実】「プログラマー」という肩書きの欺瞞と、未経験者が行ける業界が実質3つしかない現実を暴露します。SES構造は建設業界で言う**「多重下請け」であり、新人は「穴掘り・資材運搬」から始まります。覚悟のない人にとって、希望はただの「毒」**です。

🎬 チャンネル名：ふうたろうの現場哲学
🧭 テーマ：IT教育の構造・現場のリアル・“作れる人”の育成
🎓 対象：IT志望者／未経験者／研修講師／教育関係者
📌 方針：わかった気を壊し、現場で生き残れるエンジニアを育てる

プログラミング教育は、いつから「教えること」そのものが商品になり、研修が“提供物”として扱われるようになったのか。本来、教育とは学ぶ側が主体であり、“考える力”と“作る力”を育てるためのプロセスだった。しかし現在の多くのIT研修・プログラミングスクール・企業向け新人研修の現場では、受講生の成長よりも、点数・アンケート評価・満足度・契約更新 といったビジネス上の指標が優先されてしまう構造が存在する。私は現役IT講師として数多くの研修現場に入り、その歪みを間近で見てきた。

研修会社やスクールは“教育”を掲げるが、実際に現場で求められているのは「わかりやすい」「優しい」「楽しい」といった定性的な評価であり、本来最も重要であるはずの“受講生がどれだけ自走できるか”“どれだけ考え抜けるか”“どれだけ自分で問題を解決できるか”といった力は軽視されがちだ。なぜなら、それらは満足度アンケートでは測れないし、短期的な成果として企業に提示しにくいからである。その結果、多くの研修では 「理解した気になるだけのカリキュラム」「写経で終わる実習」「答えを教える授業」 が横行し、受講生は“やった気”だけを持ち帰る。

だが、現場ではそれが一切通用しない。
エンジニアリングは「自分で考え、自分で作り、自分で壊し、自分で直す」営みであり、学習の本質は常に主体にある。講師がどれだけ丁寧に説明しようが、どれだけ手取り足取り教えようが、どれだけわかりやすい教材を渡そうが、“自分で考える時間” を奪われた受講生からは、絶対に “自走するエンジニア” は生まれない。

私は講師として、「なぜ自走できない人が増えるのか？」を何度も考えた。その答えは単純だ。
教育がビジネス化したとき、“わかった気になる構造”が量産されるからである。

例えば、研修会社は契約を継続してもらうために「満足度調査」を重視する。その結果、「厳しく考えさせる」「手を動かして悩ませる」といった本来必要なプロセスが削られ、代わりに“教える量”や“わかりやすさ”が増える。受講生は「よく教えてくれた」と満足するが、実力は伸びない。なぜなら 「教えられる量」＝「成長量」ではないからだ。

一方、企業の新人研修でも同様の構造が見られる。契約先の企業からは「未経験者を短期間で戦力化してほしい」という要求を受け、研修会社はそれに応えるために“習得したように見える研修”を提供する。だが、現実の現場ではコードの意味を理解していない、調べ方がわからない、仕様が読めない、曖昧な指示に対応できない──そうした課題が続出する。これは受講生の努力不足ではなく、構造上の問題である。

自走力、読解力、仮説検証力、情報収集力、実装力。
これらは講師の説明で得られるものではなく、受講生自身が“考えた時間の量”によって初めて身につく。
だが教育ビジネスは、この「考える時間」「悩むプロセス」を削る方向に動いてしまう。

結果として、
“わかった気で終わる人”
“教わることでしか学べない人”
“難易度を避ける癖がついた人”
“自分で調べず、答えを探す人”
が量産される。

私はこれを IT教育の構造的な病 だと思っている。

本来、エンジニアは“教わる人”ではない。
自分で考え、自分で作り、自分で価値を生み出す職業 だ。
そのためには、写経しただけのコードを「理解した」と誤認してはいけないし、
わかりやすい授業を「成長」と錯覚してはいけない。

研修講師として現場に立ち続ける中で、私は多くの受講生が
「わかった気になったまま現場に出ていく」
そんな瞬間を見てきた。そして同時に、
「自分で調べ、考え、作り、壊して、また作る」
という本来の学び方を身につけた受講生が、現場で圧倒的に強くなる姿も見てきた。

私がこのチャンネルで伝えたいのは、決してスクール批判や研修批判ではない。
「作れる人になるために必要な、本質的な学び方」 である。

教育ビジネスの構造がどうあれ、
エンジニアとして生き残るために必要な力は変わらない。

考える習慣
学び続ける姿勢
曖昧さと向き合う覚悟
手を動かすエネルギー
論理的に積み上げる能力
これらは満足度には反映されないが、現場ではすべて武器になる。

このチャンネル「ふうたろうの現場哲学」では、
プログラミング研修の裏側、ITスクールの構造、未経験エンジニア転職の現実、
研修講師としての葛藤、教育が“商品化”した背景、
そして “わかった気”を壊し、“作れる人”になるために必要な思想 を語っていく。

目的はシンプルだ。
あなたが本当にエンジニアとして生き残るために必要なものを、遠回しではなく正直に伝えること。

点数では成長しない。
満足度では実力は測れない。
資格では自走力は育たない。

あなたの人生を変えるのは、
“自分で考える時間” と “自分で作った経験” だけだ。

※この内容は、私が実際に見てきた研修現場の経験と気づきをもとにしています。特定の企業・人物・団体を批判する意図はありません。

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