電子レシート実装宣言：OPOS×OFSCが合流した「業界標準」新フェーズ

電子レシートを「仕様書」で終わらせず、OFSCが実装まで行うーー
2025年12月、日本マイクロソフト品川本社で開催された「電子レシートフォーラム2025」での登壇パートです。

これまでOPOS技術協議会／.NET流通システム協議会の中で議論されてきた電子レシート標準仕様が、外食・中食業界の標準化団体OFSC（Open Food Service System Consortium）に統合され、「OFSCデータ標準化分科会」の中でトランザクションデータ標準として再定義されました。

そのうえで、電子レシートは「OFSC標準トランザクションデータの一部」として位置づけられ、OFSC自らが「OFSC GATEWAY」として実装・API提供まで行う方針が決まりました。
つまり、標準化が「仕様書を作る会」ではなく、「業界共通インフラを実装して提供するプロジェクト」に変わった、その出発点がこのフォーラムです。

動画の中では、

・OPOS立ち上げメンバーであり、現在OFSC代表理事を務める古幡 整さんによる、POS標準化30年の歴史と電子レシート標準の背景
・飲食企業ラックバッググループの創業経営者として、またTEAL GATEWAY／TEAL BIの開発者として、私 斉田が見てきた「POS連携地獄」と標準化の必要性
・OFSCデータ標準化分科会の構想、OFSC GATEWAYの役割、電子レシートをトランザクション標準データに内包する設計
・家計簿アプリ連携、健康・保険連携、デジタル保証書、経費精算の自動化など、電子レシートAPIを使った具体的なユースケース

などをお話ししています。

外食・中食・小売の経営者やシステム担当、POSベンダー、フィンテック・家計簿アプリなどのサービス事業者の方に、「これから電子レシート標準がどう動いていくのか」「OFSC GATEWAYがどんな役割を担うのか」を掴んでいただける内容になっています。

【タイムライン】

00:00　オープニングと宣言「電子レシートを実装します。皆さん繋いでください」
00:21　古幡 整さん自己紹介（OPOS立ち上げ〜OFSC代表理事までの経歴）
01:51　斉田自己紹介（機械営業→インドでの営業→飲食企業ラックバッグ創業）
02:40　TEAL BI／TEAL GATEWAYを作ることになった背景（POSデータ運用の危うさ）
03:39　バラバラなPOSと日次集計の突合、データ統一に挑んできた話
05:12　自分でデータベース言語を学び、標準トランザクションデータを作り込んだ経緯
05:55　古幡さんによる補足：デバイス標準(OPOS)からデータ標準へのシフト
06:51　OFSC GATEWAYの構想説明（多様なPOS・入力チャネルを1つの標準に集約）
08:15　「標準化は仕様書だけでは意味がない。実装とサービス提供までやる」という宣言
09:42　電子レシートをOFSC標準トランザクションデータの一部として内包する考え方
10:27　「OFSCが電子レシートAPIを実装します。お申し込みだけでどのベンダーも使える」
11:17　電子レシート仕様が世界標準になっていることと、そこから先の議論の方向性
11:50　具体的な実装イメージ（生データ→トランザクション標準→電子レシートAPI）
13:00　家計簿アプリ連携ユースケース：クレカ明細と電子レシート明細の自動マッチング
15:30　電子レシートデータを使った健康・保険連携、デジタル保証書、経費精算の自動化イメージ
17:40　小売アプリ・家計簿アプリ・金融機関アプリをつなぐことで生まれる相乗効果
19:00　まとめ：「POSデータ標準化と電子レシート実装が、サービス業の生産性革命の土台になる」

▼斉田が作った『飲食店経営管理ツール TEAL BI』
https://teal-bi.com/
▼経営している飲食企業『(株)ラックバッググループ』
http://luckbag.jp/
ご視聴ありがとうございます。
高評価・チャンネル登録よろしくお願いします。

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