杜甫「登高」 王力編『古代漢語』をテキストに読む
Автор: はまなかひとし
Загружено: 2025-12-13
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こんにちは。漢詩を読んでみませんか。はまなかひとしです。
登高 杜甫
風急天高猿嘯哀
渚清沙白鳥飛迴①
無辺落木蕭蕭下②
不尽長江滾滾来
万里悲秋常作客
百年多病独登台③
艱難苦恨繁霜鬢④
潦倒新停濁酒杯⑤
【注】王力編『古代漢語』(高等学校[日本の大学に当たる]教科書)
①飛迴、旋転地飛翔。〔飛迴:回りながら飛ぶこと。〕
②落木、指落葉。〔落木:落葉を指す。〕
③百年、等於説一生。〔百年:一生というに同じ。〕
④苦恨、等於説非常恨。繁、多。霜鬢、指白髪。〔苦恨:非常に恨むというに同じ。〇繁:多い。〇霜鬢:白髪を指す。〕
⑤潦倒、衰頽。〇停杯、当時杜甫因肺病而戒酒。〇哀、迴、来、台、杯、押韻(灰韻)。〔潦倒:衰退する。〇停杯:当時、杜甫は肺疾患により酒を止めている。〇哀、迴、来、台、杯が韻(平水韻上平十灰の韻)。〕
【訓読】
風急に天高くして猿嘯 哀し
渚清く沙白くして鳥飛び迴る
無辺の落木 蕭蕭として下り
不尽の長江 滾滾として来たる
万里 秋を悲しんで常に客と作り
百年 病多くして独り台に登る
艱難 苦だ恨む 霜鬢の繁きを
潦倒 新たに停む 酒杯を濁すを
【和訳】
風は激しく天は高く澄み渡り、猿の鳴き声は聞くに悲しく、
岸辺の水は澄み砂は白く、鳥は旋回して飛んでいる。
限りなく続く林ではハラハラと葉を落とし、
尽きることのない大川はとうとうと流れてくる。
(この私は)都から万里離れた地で秋を悲しみ、ずっと旅人のままであり、
一生、病多くしてたった独りで高台に登る。
艱難辛苦の中で白髪がめっきり増えたのを非常に恨み、
落ちぶれた中、杯にドブロクを注いで濁すのも止めてしまった。
【追記】
「独登台」、「登高」は、旧暦九月九日に親族が集って高台で野外の宴会をすることであるが、戦乱の続くご時世で、親族とも離れ離れのため、大勢で集うことができないことを表現する。
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