SUITE "KEYS"【Tribute2 高中正義】★ ギターインスト with My Best Guitars

個人的に「渚・モデラート」すら凌ぐ神曲と思っているこの楽曲、
ドラマチックな構成と展開が通常のギターインストのそれをはるかに超越しており、
ギターインストの金字塔「虹伝説」を打ち立てた高中さんだからこそ成し得た作品と感じます。


聴いているだけで幸福感が高まり満ち溢れる楽曲を挙げろと言われると、
Barry Whiteの「Love’s Theme」とか安全地帯の「悲しみにさよなら」とか浮かべるが、
この曲も自分の中では間違いなくその一曲である。
聴いていると目の前で鮮明にストーリーが展開され、
ぎこちなく出会った二人が、手をつなぎ、恋のテンポが高まり、やがて唇を重ねる甘美なひと時、
そんなドラマチックが景色が自然と浮かんで見えます。
歌詞がないギターインストでこれほど芸術性の高い曲を私は他に知りません。

初めてこの曲を聴いたのは高校生の時でした。
待ちに待った高中さんの新作を、なけなしの小遣いでJUSCOで買い、
家路につく親父が運転する車のカーステレオで聴いたのが最初です。
Party’s～やColadaなどアップテンポなA面が終わり、
B面の最後の「いつもの催眠曲」に今度はどんな曲を弾いてくれるのか今か今かと待っていたら、
「あれ？意外とドラムがべヴィーだぞ」と。。。
そして「いつの間にかいつもの催眠曲だぞ、ん？終わっちゃった」みたいな感覚でした。
おそらく最初は3つの曲だったのを、一曲にまとめたのではないかと推測してますが、
高中さんならではのアレンジで、見事にまとまった構成になっています。

余談で余計なお世話ですが、
今の若い人にはもっとこういう音楽を聴いてほしい、
そしてタイパ悪いだの面倒くさいだの言ってないで全身全霊で誰かを好きになり、
そしてその誰かが自分を好きになってくれた時の「あの幸福感」を感じてほしい、
何物にも代えがたい至福の時のはずで、
若いのに恋もしない、結婚もしない、当然子供も要らないとか、
一度でも「あの幸福感」を味わえば、もう二度と言わない、と思うのですが。。。

自作MIDI伴奏以外では演奏しない主義でしたが、
あまりにも素晴らしい楽曲なので、
原曲のマイナスワントラックをAI様様に頼んで作ってもらって弾いてみました。
個人的に第２楽章が最も好きで、弾いてる時の高揚感がマジで半端ない。


関連映像（リンク切れ御免です）：
   • 悲しみにさよなら／1985　安全地帯  
（最後のサビで2度転調するが、転調するたびに幸福感が高まるから、もっと転調して～）
   • Love's Theme（愛のテーマ） 【Tribute2 Barry White】...  
（自作自演自画自賛草）


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http://www7b.biglobe.ne.jp/~sar1009/