もみ殻の効果と使い方
Автор: 野菜作りの教科書 Vegetable Beginners Guide
Загружено: 2025-01-24
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もみ殻の効果と使い方
籾殻は籾米を脱穀したときに出る玄米の外側の殻のことで、もみ殻自体には植物が成長するための栄養素はほとんど含まれていませんが、野菜や果樹、花の土壌改良に使える、天然由来の資材です。
今回の動画では、畑にまくと野菜にどのような影響を与えるのかや、効果を最大限に発揮させる使い方など、もみ殻のイロハを完璧にマスターできます。もみ殻を正しく使って、植物が育ちやすい環境を整えてやりましょう
修正)17:41 もみ殻に火がついたサイン→燻炭器の中の木材に火がついたサイン
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【目次】
0:00 オープニング
0:14 もみ殻の効果と使い方
2:15 もみ殻の入手方法
5:31 もみ殻のメリット
8:07 もみ殻のデメリット
12:52 もみ殻くん炭とは?
13:15 もみ殻くん炭のメリット
15:11 燻炭作りで用意するもの
17:12 もみ殻くん炭の作り方
籾殻とは?
籾殻は籾の一番外側にある固い皮の部分で、脱穀という作業で藁と籾に分けたあとの籾摺り作業の段階で発生するのがもみ殻です。
植物に必要な栄養素がほとんど含まれておらず、化成肥料や堆肥と比べて、効果が出るまでに時間がかかることもあり、あまり利用されない資材の一つです。
敬遠されがちなもみ殻ですが、使い方を工夫すれば非常に優秀で有用な資材になります。
もみ殻の入手方法
1. ホームセンターや園芸店で購入
もみ殻やもみ殻くん炭は、土壌改良材として一般のお店で販売されています。主な取扱商品は未処理のもみ殻やもみ殻くん炭で、価格帯は5~10kgの袋入りで300円~1,000円程度です。
2. 農協(JA)で入手する
地域の農協でももみ殻を取り扱っている場合があります。価格は地域や量により異なりますが、大量に購入する場合は比較的安価で手に入ります。事前に問い合わせて在庫状況を確認しておくとスムーズです。
3. 近隣の精米所や農家から入手する
精米所やお米を栽培している農家では大量のもみ殻が出るため、譲ってもらえる可能性が高いです。この場合は地元の精米所や農家と直接交渉することになります。無料で提供してくれる場合と、手数料程度の少額の支払いが必要な場合があります。
4. ネット通販を利用
ネットのECサイトでも購入できます。自宅まで配送してもらえるので手間がかからない入手方法です。価格帯は500円~2,000円程度で販売されています。配送料がかかりますが、都市部にお住まいの方や、近くで入手できない方におすすめです。
5. 市区町村の施設から入手する
一部の市区町村の施設でも販売されていることがあります。自治体のウェブサイトや広報誌などに情報が載っていることが多いです。
環境に優しく、コストパフォーマンスも良いので、ガーデニングや家庭菜園にうまく活用していきましょう。
もみ殻のメリット
1.土壌を改良する効果がある
畑に漉き込むことで土壌の水はけ・保水性・保肥性・通気性が良くなるので、植物の生育を助け、一部の病害の発生を抑制する効果も期待できます。
2.植物の根張りが良くなる
籾殻が物理的に土と土の間に挟まって空間ができるため、土が締まりにくくなり、植物の根の伸長を促進します。
3.土壌の団粒構造を形成する
籾殻は固い植物繊維で穴や隙間の多い構造をしていることから、微生物の住処やエサとなってその活動を促進し、土壌の団粒構造を形成する効果が期待できます。
4.マルチング効果
籾殻はマルチング資材の代わりになります。地表を籾殻で覆うことで日光が遮断されて雑草が生えにくくなり、地表面からの水分蒸発も抑えるので、土壌の保湿効果も高まります。
5.肥料焼けのリスクを軽減する
籾殻は肥料成分が少ないので、施肥過剰による肥料焼けのリスクを軽減し
作物の根のダメージを最小限に抑えられます。
6.病原菌の侵入を防ぐ
もみ殻に多く含まれるケイ酸が吸収されると植物体が丈夫になり、細胞壁から一部の病原菌が侵入しにくくなって、植物が病害に掛かりにくくなります。
7.酸性に傾いた土壌を中和する
もみ殻を燻炭にしてから土壌に散布すると、アルカリ性の炭酸カリウムや炭酸ナトリウムなどの成分が生成され、酸性に傾いた土壌を中和する効果が期待できます。
8.害虫の退避効果
もみ殻を燻炭にしてから土壌に散布すると、匂いを嫌う一部の害虫(アブラムシなど)の忌避効果が期待できます。
もみ殻のデメリット
1.植物の成長に必要な栄養分が少ない
もみ殻自体には植物の成長を助ける栄養はほとんど含まれていません。含まれる成分は炭水化物が約75%と大半を占め、ケイ酸が約20%、窒素が0.34%、リン酸が0.15%、カリウムが0.37%、その他にカルシウム、マンガン鉄等のミネラル分が合わせて4%弱です。
2.分解に時間がかかる
もみ殻はとにかく硬く、土壌生物によって分解されにくいのがデメリットです。数年経っても土の中でそのままの形状で残っていることがあります。これはもみ殻にケイ酸が多く含まれていることが原因です。
ケイ酸はガラスや陶磁器の原料になる物質で、、稲に吸収されると特定の細胞の細胞壁に蓄積し、ガラス質の細胞体を形成します。
もみ殻の表面を覆うクチクラ層は水を弾く性質をしているため、生で土壌にすき込んだ場合は、完全に分解するまでに最低でも3年はかかります。
また、もみ殻に含まれる有機物のほとんどが、リグニンという難分解性有機物です。リグニン自体も硬い物質ですが、細胞壁を形成するセルロースと結びつくと、更に硬くなる性質をしています。
生のもみ殻を土壌にすき込むときは、最低でも半年、可能なら1年間は風雨にさらして、表面のクチクラ層を落としてから利用します。
3.植物の生育が抑制される
炭素率が高い有機物を土壌微生物が分解するには大量の窒素を消費するため、作物との間で窒素利用の競合が起こってしまいます。
また、耕うん不足で未熟なもみ殻の塊が残っていると、根野菜などに又根や奇形根が増えます。
4.病害が発生しやすくなる
分解が進んでいない生のもみ殻を大量に投入すると、一部の土壌病原菌(フザリウム属菌やピシウム属菌など)が増殖しやすくなります
フザリウム属菌や萎凋病やつる割病、立枯病などの病害を引き起こし、ピシウム属菌は幼苗期の立枯れ病や腐敗病を引き起こします。
5.苗が倒壊しやすくなる
籾殻は土よりも比重が軽いので、過度に土壌に投入すると土の強度が落ち、植物の根張りで支える力が弱まって株が倒れやすくなります。
基本的に生のもみ殻は、砂質土や粘土質土壌に利用するのが一般的です。一度に大量に入れずに様子を見て使うようにしましょう。
6.肥料切れが起こりやすい
もみ殻を大量に投入して、排水性が高くなりすぎると、肥料が流出しやすくなり、肥料切れのリスクが増えます。
7.用土が乾燥しやすくなる
生のもみ殻を過度に投入すると、通気性が向上しすぎて、用土が乾燥しやすくなります。
8.地温が下がる
生のもみ殻は白色に近い色をしているので、用土の表面に大量にまくと太陽光を反射して、地温が上がらなくなります。
もみ殻くん炭とは
もみ殻をいぶして炭にしたものがもみ殻くん炭です。ホームセンターなどで手に入るもみ殻くん炭器を使って、誰でも簡単に自作できます。
もみ殻くん炭のメリット
1.土壌の排水性と通気性を改善する
もみ殻くん炭はマクロ孔という小さな穴が無数に空いた多孔質構造をしています。くん炭を畑にすき込むことで、土壌の水はけや通気性が向上します。
2.土壌の保水性を改善する
もみ殻くん炭は比重に対して600倍以上の保水力があるため、土壌の保水性を維持する効果があります。
3.土壌微生物が増える
多孔質構造をしたもみ殻くん炭は土壌微生物の住処にもなるので、土壌中の有益な微生物が増えます。
4.土壌の保肥力が上がる
籾殻くん炭には肥料成分はほとんどありませんが、保水力が高いので土壌の保肥力が上がり、植物の根に肥料成分を効率良く供給できるようになります。
5.pH調整効果
もみ殻くん炭はpH8〜10のアルカリ性の資材です
連作を繰り返した土壌は酸性に傾いていきますが、もみ殻くん炭を投入すれば適正なpHに戻すことができます。
6.害虫予防効果
もみ殻くん炭の匂いは一部の害虫を寄せ付けない効果があります。土の表面や植物の株元に撒いておくと、アブラムシやナメクジが寄りにくくなるなどです。
燻炭の作りで用意するもの
1.もみ殻くん炭器
燻炭器は数千円から数万円のものまで種類がたくさんありますが、安価な商品でも十分に長持ちします。鉄製は錆びやすく傷みも早いので、余裕があればステンレス製がおすすめです。
2.軍手
素手での作業はヤケドの原因になるので、軍手など布製の手袋や、耐熱手袋を着用するのが安全です。
3.薪や新聞紙
最初の火起こし用に使うもので、新聞紙や乾燥した落ち葉など、着火しやすいものがおすすめです。薪など火の持ちが良い木材なども用意しておきましょう。
4.着火剤
着火マンやライターなど、火起こし用の資材に引火する目的で使います。
5.スコップ
加熱中にもみ殻を撹拌するときに使います。柄の長いものがおすすめです。
6.水
主にもみ殻の消火に使用しますが、火災など万が一のことを考えて、多めに用意しておきましょう
もみ殻くん炭の作り方
1.着火する
枯草や薪、藁束、新聞紙などを積み上げて火をつけます。モミガラに火が付く前に消えないように多めに準備しておきましょう。
2.火が大きくなったら、燻炭器を被せます
煙突から青白い勢いのある煙が出たら、モミガラに火がついたサインです。
3.燻炭器のまわりに乾いたもみ殻を積み上げる
煙突の上部付近までもみ殻を積み上げます。高く積み過ぎると混ぜるときに高温で近づけなくなるので注意しましょう。
4.かき混ぜる
火力が強すぎると、一部分だけに熱が加わって焼きムラが生じたり、もみ殻が燃え尽きて灰になったりします。一部分の温度だけが上がりすぎないよう、スコップなどでときどき撹拌するのが均一なもみ殻くん炭に仕上げるポイントです。
4.消火する
もみ殻が炭化したら、燻炭器の煙突部分を外して、水をかけて消火しましょう。水を掛けながら全体を混ぜて温度を下げていきます。
5.薄く広げて水分を飛ばす
ある程度まで温度が下がったら、地面に5cm程度の厚さで広げて、晴天の日に、2~3日かけて乾燥させます。
6.完成
完成した籾殻くん炭は袋に入れて、太陽が直接当たらない軒下や、雨が直接当たらない場所で保管しましょう。籾殻くん炭は土よりも比重が軽いので、一度に大量に投入すると、土の強度が落ちて植物が倒れやすくなります。畑への年間の使用量は、用土全体の10%以下にしておきましょう。
野外焼却は各地方自治体の条例によって一部禁止されていますが
農業で発生する一部の廃棄物の焼却については例外となっています。お住まいの各自治体の条例を必ず確認しておきましょう。
もみ殻くん炭は購入すると高いので、燻焼する場所があれば、手作りに挑戦してみては如何でしょうか。
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