【パラサイト・イヴ２/Parasite EveⅡ】　観るストーリー

＜チャプターリスト＞
00:00　 　オープニング
02:07　 　DAY1　アクロポリスタワー
41:52　 　DAY2　ドライフィールド
1:49:03　　DAY3　シェルター
4:26:10　　エンディング


【ストーリー】
前作の事件から３年。アヤはどこか空虚な日々を送っていた。
マンハッタン事件後、彼女は市警を辞めFBIの特殊機関、
通称「M.I.S.T.」へ異動しNMCハンターとして活動している。
だがアヤに芽生えたネオミトコンドリアの能力は彼女を孤独にしていった……。


【キャラクター】
『アヤ・ブレア/AYA・BREA』
主人公であるアヤ・ブレア（27歳）は、連邦捜査局ロサンゼルス支局M.I.S.T.に所属する捜査官で、出没するN.M.C.を狩る通称N.M.C.ハンターとしての日々を過ごしている。彼女は３年前の「マンハッタン島封鎖事件」のおり体内のミトコンドリアが覚醒したことがもとで、当時勤めていたニューヨーク市警を退職した。現在もミトコンドリアの暴走を恐れてあまり感情を昂ぶらせないようにしているため、周囲には物静かな女性という印象を与えている。ミトコンドリアにより細胞が活性化しているため、実年齢よりもかなり若く見える。

『カイル・マディガン/KYLE・MADIGAN』
カイル・マディガン（29歳）は、「私立探偵」を名乗る謎の人物である。実際の素性は一切不明。N.M.C.の調査を進めるアヤの前に突然現われ、お互いの立場を踏まえた上でシェルターの情報収集について協力を申し出る。M.I.S.T.本部の調べでは、テキサス生まれでアーバイン在住。空軍に４年間在籍し、ロサンゼルスの探偵事務所に勤務し始めてからは、３年になるということである。
腕は確かなようだが、飄々とした印象の男で、つかみどころがない。行動にも怪しいところが多く、私立探偵とは思えない様々な情報を持っている。ただし、人柄はどこか憎めないタイプだ。

『ピアース・キャラダイン・PIERCE D.CARRADINE』
ピアース・キャラダイン（31歳）は、M.I.S.T.に所属している情報処理担当捜査官。アヤとはよく気が合うため、射撃訓練ではいつもパートナーを務めている。ただし、戦闘に関することには興味がないらしく、実践には全く不向き。若い頃はハッカーとして名を売ったが、現在はその頃の腕を活かし、非合法な手段を含めてあらゆるところから情報を仕入れてくる有能な情報屋である。彼は行動に独特の哲学を取り入れている変わり者として知られ、一日中モニターに向かっているためか、暗いやつと思われているらしく、友人といえばアヤぐらいである。

『ルパート・ブロドリック/RUPERT・BRODERICK』
ルパート・ブロドリック（37歳）は、M.I.S.T.所属の捜査官で、アヤと同じN.M.C.ハンターである。かつてはFBIの組織犯罪課に勤務する温厚な捜査官として知られていたが、３年前の「マンハッタン島封鎖事件」で妻と娘を亡くしたことがきっかけで、すべてを捨ててM.I.S.T.に転属し、N.M.C.ハンターとなったという過去を持つ。今では、殺された家族の復讐のためN.M.Cを狩ることのみに人生を捧げ、ストイックな生活を送っている。N.M.C.に対しては異常なほど残忍な行動をとるため、同じハンター仲間からも敬遠されたおり、アヤ同様単独行動が多い。そのためか、アヤに対しては何か親近感のようなものを感じているらしく、任務をこえて助けてくれることも多い。

『ナンバー９/No,９』
アクロポリスタワーでルパートを襲い、アヤとヘリポートで戦った仮面の大男。彼は自らをアヤと同じハンターだと言っているが、その所属する組織についてはまったく明らかにされていない。
彼はゴーレムと呼ばれる人造人間の１人であるが、死体を元に作られた他のゴーレムと異なり、自ら志願してゴーレムになったという変わった価値観の男である。そのため、与えられた命令を忠実に実行するゴーレムにはこなせない、様々な仕事を引き受けている。そのNo,９が好んで行う任務が、逃げ出したA.N.M.C.を捕らえるハンターである。

『ギャリー・ダグラス/GARY・DOUGLAS』
ギャリー・ダグラス（56歳）は、ドライフィールドで廃車解体業を営む男性である。
かつてはベトナム戦争で活躍し、表彰されたこともある英雄だったが、戦地で地雷によって片足を失い、除隊して砂漠の田舎町であるドライフィールドに引きこもっている。現在は、愛犬のフリントと共にのんびりとした退役生活を送っている。ダグラスは銃器の愛好家で、加工のための旋盤など本格的な道具も揃っている。今はそれらの銃器を駆使して、たった１人でドライフィールドの町を敵から守っている。アヤにも銃も防具をリースしてくれる頼もしい味方だ。

『ジョディ・ブーケ/JODY・BOUQUET』
ジョディ・ブーケ（24歳）は、M.I.S.T.に勤務する火器管制担当官である。まだ年齢は若いが、得意の電気工学を活かした武器や装備の設計・選択にM.I.S,T,の中でも定評があり、ハンターたちからの信頼も厚い。そんなジョディだが、反面、一般的な常識に欠けた部分があり、独特な調子の喋り口調が周りのペースを乱してしまう。しかし、生来の明るさが助けとなり、それも愛嬌として受け取られている。なぜかピアースとアヤの関係について、必要以上の興味を抱いている。

『エリック・ボールドウィン/ERIC・BALDWIN』
HALことエリック・ボールドウィン（50歳）は、M.I.S.T.を指揮する上級特別捜査官である。
アヤとルパートたちの直接の上司だが、現場で陣頭指揮を取るのは稀で、普段は収集した情報を元に本部から電話を使って指示を出している。いつも冷静沈着なため、部下たちからは尊厳と多少の皮肉を込めてコンピュータを表すあだ名のHALと呼ばれている。現場の部下に出す指示は、端的ではあるが具体的に欠ける場合がある。これは現場での臨機応変な対応を期待してのものらしい。しかし、人数の少ないM.I.S.T.とはいえ、上級特別捜査官が自ら電話をとるとは……。実は結構いいやつなのかもしれない。

『イヴ/EVE』
シェルターの最下層に幽閉されていた少女、それがイヴである。彼女はパラサイト・エナジーの暴走により、研究室の人々を焼き殺してしまう事件を引き起こした。そのため、絶えず脳波を調整するための洗脳用ヘルメットをかぶらされてしまう。小さな女の子にする仕打ちとも思えないが、彼女は単なる少女ではなく、組織が「第二次ネオテニー計画」を第三段階に進めるために必要な存在である。イブは大事に育てられ、シェルターではクイーンというコード名で呼ばれていた。ヘルメットを取ったイヴの姿は、まるで子供の頃のアヤと間違うほど生き写しである。


【用語】
『マンハッタン島封鎖事件』
1997年クリスマス・イヴから六日間にわたって起きた、ニューヨーク州マンハッタン島を舞台とする、最初にして最大のネオ・ミトコンドリア関連事件。幼くして亡くなったアヤの姉―マヤ-にまつわるストーリーで、ネオ・ミトコンドリアの覚醒と反乱が描かれた。

『M.I.S.T. (Mitchondrion Investigation and Suppression Team)』
正式名称はミトコンドリア調査・鎮圧班。F.B.I.に設置されたカウンターN.M.C.機関。マンハッタン島封鎖事件以後、全米に散ったN.M.C.を駆除するため、各主要都市に設置されている。

『N.M.C. (Neo Mitchondrion Creature)』
ネオ・ミトコンドリアと呼ばれる、特別に進化し意志を持ったミトコンドリアに肉体を支配され、その基本的構造から大きく変異した生物。

『A.N.M.C. (Artificial Neo Mitchondrion Creature)』
本作から登場した概念。アンミックと読む。新しい人類の形態を模索すべく、人工的に作り出されたN.M.C.。その実態は人間を改造したものであるが、いまだ技術が確立されておらず失敗したものも少なくない。

『ネオテニー計画』
第1次ネオテニー計画は人間の死体を使って人造人間を作ろうとした計画。
第2次は資源不足を乗り切る為に新人類を作る事を目的とした計画で、このときに作り出されたのがA.N.M.C.である。
A.N.M.C.により、人類同士を共食いさせて食物連鎖を閉じる「人類食物環論」が計画の根底にあった。この計画を行った組織については明らかにされていないが、アメリカをはじめとした多国家が参加していると思われる。

『ゴーレム』
第1次ネオテニー計画の死体から造られた人造人間。
超人的な能力を持ち、戦闘兵士として運用された。
チェスの駒のコードネームがついており、夜間偵察用の「ナイト」や特殊工作用の「ビショップ」など、それぞれの用途別に名前が付けられている。
No.9の正体は実はこのゴーレムのプロトタイプ。
名の由来は、ユダヤ教の伝承に登場する自分で動く泥人形の「ゴーレム」から。


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