【警戒】25日夜から26日にかけ今シーズン一番の寒波襲来　日本海側を中心に大雪や猛吹雪になる恐れ

　25日夜から26日にかけて今季一番の強い寒波が襲来し、冬の嵐となる可能性が高まっています。日本海側を中心に、大雪や猛吹雪になる恐れがあり、“年末寒波”に警戒が必要です。

　25日、兵庫県北部にある香美町では…。

　神仏に頼んででも叶えてほしい願いがありました。

　ハチ北事務所・田水聡将所長
　「なんとか一刻も早く雪になってほしいという感じです」

　香美町にある「ハチ北エリア」のスキー場は、12月20日がオープン予定でした。しかし、これまで積雪がほとんどなく、営業を見合わせていました。

　ハチ北事務所・田水聡将所長
　「スキー場にとっても痛手ですし、それを取り巻く宿であったり、レストランであったり、かなりの痛手だと思っています。雪乞いになんとか期待したい」

　そこで、深刻な雪不足に悩むスキー場の関係者らが「雪乞い」の神事を行ったのです。

　ただ25日夜から26日にかけ、そんな「神頼み」も必要ないかもしれません。

　25日夜以降、雪の範囲が増える予報で、26日は強い寒気の影響で、北部の山沿いを中心に大雪に警戒が必要です。

　京都市内などでも雨や雪が降る見通しで、大阪管区気象台は冬用タイヤの装着を呼び掛けています。

　近畿地方では、おととし1月、“10年に一度”と言われた寒波が襲来。その時の雪の影響で大きな交通障害が発生しました。

　JR京都線などでは、18本の電車が立ち往生し、雪を解かす融雪機を事前に動かさなかったことが原因で、線路の向きを変えるポイントが故障。乗客が最大10時間近く、車内に閉じ込められる事態も起きました。

　杉森賢治カメラマン
　「大型トレーラーがガードレールに衝突し、完全に道をふさいでいます」

　予想をはるかに超える降雪は、自力で動けなくなる車両を発生させ、渋滞の連鎖を引き起こしました。

　そして去年は、滋賀県米原市で観測史上1位となる積雪が記録されるなど、連続して大雪に見舞われた近畿地方。

　25日夜以降の“年末寒波”による積雪や猛吹雪への警戒が必要です。

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