5年前に閉校 廃校の有効活用を 「学び舎を忘れてほしくない」小学生の思い【岡山・和気町】
Автор: RSKイブニングニュース
Загружено: 2021-12-09
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RSKに、岡山県和気町立佐伯小学校の6年生の児童から1通のFAXが届きました。
こちらです。
統廃合で5年前に閉校した和気町立山田小学校の有効活用を目指して、自分たちでイベントを開こうというものです。
子どもたちの手書きの署名もありますね。
自分たちがかつて過ごした学び舎を忘れてほしくない…子どもたちの熱い思いを取材してきました。
(児童)
「子供たちがいたころの山田小学校を思い出しながら楽しんでください。」
2017年に閉校し今は使われていない和気町立山田小学校です。
静かだった校舎に、8日久しぶりに声が響き渡りました。
佐伯小学校の6年生が開催したイベント「山田フェスタ」に地元の人たち約90人が駆け付けました。
来場者は、他の学年が準備した佐伯特産のリンゴを購入したり、児童が考えて作った輪投げや折り紙すくいを楽しんだり、児童が卒業生たちに声をかけて集めた、かつての山田小学校の写真を懐かしそうに見ていました。
(訪れた人)
「当時の色々様子がわかって…。」
「自分達でどこまで考えてやっているかは分からないですけど、なんかすごいなぁ…。」
子どもたちには「山田フェスタ」を絶対に成功させたいという強い思いがありました。
1890年、明治23年に設立された山田小学校。
隠れた桜の名所として、地元の人たちからも親しまれていました。
しかし5年前、127年の歴史に幕を下ろし、隣の佐伯小学校と統合されました。
文部科学省の調査では、廃校になった施設の約26%が活用されずにいるといいます。
多い時には300人近くの児童が通っていた山田小学校も、閉校後は活用されずにいました。
しかし、昨年度の卒業した佐伯小学校6年生が「山田小学校の有効活用を」と清掃活動を始めたのです。
その思いを受け継いだのが、今の6年生の16人でした。
(児童)
「実際、桜の絵とかも描かないといけないし、配置とかもみんなにちょっと変わったから詳しく言わんといけん。」
今年度の総合学習授業で6年生が取り組もうと決めたのが、山田小学校の有効活用につながればと立ち上げた「山田プロジェクト」。
そのメーンイベントが「山田フェスタ」です。
企画から実行まで、児童が中心となって開催するイベント、担任は児童にすべてを任せています。
(山田小学校 最後の在校生 安東さん)
「1年しか通ってないけど、その1年にはたくさんの思い出が詰まっているから、その思い出の場所って壊したくないし、地域の人とかもみんなも山田小を壊したくないっていう思いを持ってほしい。」
「山田フェスタ」のメーンイベントとなる書道パフォーマンスで書く言葉も、みんなで話し合って決めました。
(山田小学校 最後の在校生 石原さん)
「再利用するためで、一度衰えたものを復活させるっていうのが、山田フェスタのテーマに合っているから、枯木発栄がいいと思いました。」
書道パフォーマンスで使う紙の下準備にも熱が入ります。
描いているのは…
(山田小学校 最後の在校生 周藤さん)
「山田小学校はすごくきれいな桜が咲くので、桜の小学校と呼ばれてるくらいだから、その象徴の桜をしっかり描きたい。」
「共通認識の思い出を大きく描きたいなと思ったので。」
地元の人も、小学生たちが自分たちで作り上げる「山田フェスタ」に興味津々です。
(山田小学校の卒業生)
「こういうひとつの記念誌を作ったんですよ。これが私です。35年卒じゃな、昭和の。これをきっかけに、何か、目を向けてくれればいいなぁと思うんじゃけどな。」
地元の人たちも注目していた「山田フェスタ」。
最後は屋外で劇と書道パフォーマンスを披露しました。
(劇と書道パフォーマンスの様子)
「僕は山田小の復活を願います。みんなが気軽に来られるようなところにしてもらいたいです。」
「私は、一生山田小学校を残します。山田小学校での思い出は一生残るので、思い出の形も残したい。」
今は活用されていない山田小学校への思いを筆に込めます。
(劇と書道パフォーマンスの様子)
「私たちは、山田小学校を利用できるようにしてみせます。ご協力、よろしくお願いします。よろしくお願いします!」
(山田小学校 最後の在校生 周藤さん)
「書道パフォーマンスをやり切る中で、私たちが山田小に思っている思いを十分に伝えられたかなと思っています。」
(山田小学校 最後の在校生 髙坂さん)
「山田小に笑顔が戻って、いい1日でした。地域の人が普通に来ても大丈夫なような場所にしてほしいです。」
(訪れた人)
「感動して、子どもたちの心が、あ~、なんかだめだわねえ、子どもがこれだけね思っているからね、なんか大人ができないものかな…。」
「感動しました。周りの草を刈ったりですね、どんどん盛り上がってきております。もう引っ張っていってもらわんといけません、若い子たちに。」
「一度衰えたものが再び栄える」という意味の「枯木発栄」。
子どもたちは、山田小学校が蘇るきっかけになってくれることをことを信じています。
(2021年12月9日放送)
RSKニュース:https://www.rsk.co.jp/news/
RSK山陽放送:https://www.rsk.co.jp/
#山田フェスタ #山田小学校 #廃校
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