【消化管アレルギー】新しい食材のチャレンジ方法 FPIES 卵黄 離乳食 幼児食 食材別リスク 食物アレルギー交差反応 乳幼児食物蛋白誘発胃腸炎 体験談 子供 エフパイズ

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06:37 ポイント１：新しい食材は１つずつ少量から徐々に増やしていこう
13:01 ポイント２：一般的によく使われる食材をできるだけ早く試そう
16:36 ポイント３：消化管アレルギーを引き起こしにくい食材から試していこう
29:08 ポイント４：交差反応に気をつけよう

「消化管アレルギー動画 第２弾」のご視聴ありがとうございます。今回のテーマは「新しい食材にどうチャレンジしたらよいのか」・・・このトピックは私たちが日々向き合っている課題であり最難関のハードルでもあります。乳幼児食物蛋白誘発胃腸炎（消化管アレルギー）っ子をお持ちのご家族にとってもそうではないでしょうか。

米国小児科学会（アメリカ最大の小児科学会）のジャーナル掲載記事（"The FPIES Experience" by Dr. Theresa Bingemann）にも以下のように記されています。

------- FPIES reactions can be extraordinarily frightening for caregivers, especially when they lead to pallor and lethargy. When this occurs repeatedly and an association with food is established, caregivers may become fearful of introducing new foods to their child.

保護者がFPIESの激しい嘔吐発作（特に顔面蒼白・ぐったりしてしまった状態）を経験した場合、著しい恐怖を覚えること、そしてこの経験を何度か繰り返すことにより「新しい食材にチャレンジすること」に恐怖を抱いてしまうことなど、いかにFPIESが保護者にとって精神的影響を及ぼすのかの実情が記されています。
https://publications.aap.org/journal-...

加えて、FPIESが当事者のお子様のみならず保護者に及ぼす「心理的影響」を研究した論文もいくつか発表されており、特に栄養士さんなどから専門的サポートが受けられない場合において保護者の精神的負担が非常に大きくなることだけでなく、栄養失調や発育不良などにつながってしまうなど決して見過ごせない問題が起こりうることが報告されています。

母親である私も、息子booboo（ブーブー）が生後10ヶ月の頃から消化管アレルギーによる「激しい嘔吐発作と頻回下痢」を度々経験してきたことで新しい食材にチャレンジすることが非常に怖くなってしまいました。情けない話ですが、ヤドカリのように殻に閉じこもり手も足も出さずに多くの食材を先延ばし。結果息子は4歳1ヶ月になった現在でも「未知の食材」が少なくなく「偏食＋超のつく少食」のダブルパンチで先日の４歳児検診ではとうとう体重が成長曲線外に。このままではいけない！とヤドカリの殻からメリメリのそのそと脱け出てきて、生物学研究者である夫と共に国内外の FPIESに関する研究論文を読みながらなんとかかんとか新しい食材にチャレンジしています。

動画では私たちが新しい食材を試す上で気をつけている４つのポイント、参考にしている情報、メンタルの保ち方、私たちなりの食育について、振り返っての反省点やこれからの目標など雑談を織り交ぜながら話しました。また、消化管アレルギー持ちっ子ならではの息子の経験や親の立場からの悩みや心配事など胸の内を吐露したので、想定以上のモリモリ！てんこ盛り！な長編動画になってしまいました（苦笑）が、私たちの経験談が「消化管アレルギーっ子」のみんなとご家族みなさまのお役に立てますことを願っております。いいね！コメント＆メール、チャンネル登録は大変ありがたく日々の糧となっております。

末筆になりますが、お子様・お孫様の「新食材チャレンジの歩み」が順調に進みますよう、そして早くFPIESが寛解しますよう、ここドイツよりお祈りしております。

ドイツ・boo boo ファミリーより

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＜動画内で紹介した消化管アレルギー関連ブログ・研究論文など＞

■消化管アレルギーブログ
（アメリカのFPIESっ子持ちママさん＆Matthewくん）

"our slice of FPIES"
http://fpies.bofferding.net/index.html

■FPIES実態のアンケート結果
（上記ブログ「our slice of FPIES」より）

https://docs.google.com/spreadsheets/...

https://docs.google.com/forms/d/1mCmT...

■日本のFPIESの実態について

国立成育医療研究センター プレスリリース
「日本の小児における食物タンパク誘発胃腸炎の実態が明らかに ～解析対象の半数以上が、鶏卵が原因。魚や貝も原因となる～」
https://www.ncchd.go.jp/press/2024/04...