夏の暑さのせいにして
Автор: 雪ノ下 佐助(S_Yukinoshita)
Загружено: 2025-07-26
Просмотров: 316
夏休みになってしまった
いや、学業がお仕事の学生としては
お仕事から解放された日々はこの上なく喜ばしいことであって
それは有給とやらをとって目の前でだらけきっている父親ならば
全力で賛成してくれること疑いなしだ
とはいえ、学校という囲いからいざ解放されてみると、自分でも予想しなかったとまどいが生まれたのだった
なんとなくずっとつるんでいたあの子とぱたりと逢わなくなった
私たちが一緒にいたのは学校という水槽に閉じ込められていたという環境が大きかったようで
とはいえ、夏だからといって海に放り投げられても
あの子という真水に慣れ切った私は困ってしまう
水が飲めないと生き物は干からびてしまう
とくに、暑い夏には水が必要なのだ
でも、あの子とつるんでいたのは学校という環境あったからだ
だから、私は自分で歩み寄る手段をそういえば知らないのだった
そして、あの子はわたしよりもさらにそういうのが苦手なのだ
スマホをながめる
そういえばあの子のバイト先にいけば、と思ったが、高校生にはちょっとお高い店だ
じゃあ、あの子の店に行くために、自分もバイトする?
なんか貢いでいるみたいでちょっとやだな
スマホをにらみつける
「いま何してる?」とか送ってみる?
めんどくさい彼女みたいだな
彼女か…その響きにちょっと体温が上がったのを感じた
夏の暑さにやられたかな?
スマホをみつめる
あの子からメッセージが来た
「いまから一緒にでかけませんか?」
…おいおい、いつもの引っ込み思案はどうした
さては、君も夏の暑さにやられたな?
それなら、こちらも夏の暑さのせいにして
一緒に買ったイヤリングをつけて
あの子に逢いに行くとしよう
気づけばのどがカラカラだった
暑い夏には水が必要なのだ
#音楽生成ai #オリジナル曲 #恋愛 #サマーソング
Доступные форматы для скачивания:
Скачать видео mp4
-
Информация по загрузке: