御香宮　神幸祭　第４３回風流花傘パレード（花傘総参宮）全１８団体　２０２５．１０．１１　PM６：００（大手筋商店街内京都銀行前→御香宮）

令和７年１０月１１日は京都市伏見区の大手筋商店街にて、毎年恒例の風流花傘パレードが実施されました。

御香宮神社の神幸祭は、明治時代以前は旧暦９月９日即ち『重陽の節句』（菊の節句）に行われていたもので、伏見九郷（石井・森・船津・即成就院・山・北尾・北内・久米・法案寺の各村）の総鎮守の祭りでありました。それ故に古来『伏見祭』とも称せられ、今も洛南随一の大祭として評判を得ております。神幸祭は１０月１０日（現在は１０月上旬）早朝より一年に一度、御香宮大神様が、氏子区域内を『幸（みゆき）』される祭りです。

この祭りの特徴として特筆すべきところは、神幸祭の「お迎え提灯」として各町内より『花傘』が神社に多く参拝する手法をとっているところです。

別名『花傘まつり』とも称せられています。花傘は室町時代の『風流傘（ふりゅうがさ）』の伝統を今に伝えるもので、看聞御記応永２８年（１４１２）９月９日の条に『風流笠四五本・・・風流笠不入門内。竹藪ヲ切開被入之』とあります。この記録からも、当時から相当立派な傘が出ていた様子が伺い知れます。それが江戸時代には『風流燈籠練物』として発達してきました。そして現在、６００年にわたる伝統の上に花傘が年々町内の人々の趣向を凝らした姿で祭礼に参加されています。花傘の総参宮日は、１日目と８日目の夕刻７時頃から９時頃まで、各町内より『アラウンヨイヨイ、アラウントマカセ』の掛け声も勇ましく、伏見随一の繁華街大手筋を上がって神社に参拝します。

このような昔ながらの活気を今に伝える貴重な伝統芸能を今後も末永く続けてほしいものです。


風流花笠パレード（全１８団体）

●伏見大手筋商店街　３番街（京都銀行前）より出発

●主催　伏見大手筋商店街振興組合

●協賛　納屋町商店街振興組合　風流花笠パレード運営委員会



（映像の目次）


0:00　１０月４日　大手筋子ども船巡行・大人子ども花笠行列の様子
　（大手筋４番街より午後６時出発）


01:11　２０２５年１０月１１日風流花笠パレード出場団体名
　　　　アクシデントの紹介
　　　　御香宮前通りを封鎖しての夜の花笠と神輿の活気・御香宮での総覧（一部）


　以下出場団体↓

（注）予定表と実際の出場順番は変更がありました。本映像は予定表ではなく、実際の出場順に並べております。


08:52　１　伏見大手筋商店街 （PM ６:１０出発）

13:06　２　京都市立伏見南浜幼稚園PTA　（PM ６:１５出発）

15:34　３　パークテラス桃山・スコーレ伏見桃山　（PM ６:２０出発）

17:50　４　ハイツ伏見桃山　花傘会　（PM ６:２５出発）

19:28　５　下油掛町　（PM ６:３０出発）

21:49　６　桃山東女性神輿会　（PM ６:３５出発）

23:34　７　桝形町祭礼会　（PM ６:４０出発）

25:53　８　桃陵子供神輿会　（PM ６:４５出発）

29:15　９　銀座町四丁目　（PM ６:５０出発）

34:37　１０　堀会　（PM ６:５５出発）

39:40　１１　平戸・弾正町内会　（PM ７:００出発）

45:57　１２　新町１２丁目子供みこし会　（PM ７:０５出発）

47:35　１３　東西柳町町内会　（PM ７:１０出発）

53:05　１４　南新地　（PM ７:１５出発）

56:57　１５　若塔会　（PM ７:２０出発）

1:00:59　１６　京町一丁目・両替町一丁目　（PM ７:２５出発）

1:04:12　１７　木挽町青年団　（PM ７:３０出発）

1:06:44　１８　納屋町商店街　（PM ７:３５出発）