Learn Japanese Through Yaji & Kita's Travels (N5):東海道中膝栗毛1 発端/#1 The Beginning
Автор: しのせんせい
Загружено: 2023-03-04
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日本は性的マイノリティに対して不寛容、という意見を聞きます。
それに反論する意味で、この江戸時代のベストセラー作品を知ってほしいです。
Many people say that Japan is intolerant of sexual minorities.
To refute that, I want you to know about this best-selling work from the Edo period.
#2 東京から横浜まで • Learn Japanese Through Yaji & Kita's Trave...
Tōkaidōchū Hizakurige (東海道中膝栗毛), abbreviated as Hizakurige and known in translation as Shank's Mare, is a comic picaresque novel (kokkeibon) written by Jippensha Ikku (十返舎一九, 1765–1831) about the misadventures of two travelers on the Tōkaidō, the main road between Kyoto and Edo during the Edo period.
The two main characters, traveling from Edo to Kyoto on their pilgrimage to Ise Grand Shrine, are called Yajirobē (彌次郎兵衛) and Kitahachi (喜多八). Hizakurige is comic novel that also provides information and anecdotes regarding various regions along the Tōkaidō. Tourism was booming during the Edo Period, when this was written. This work is one of many guidebooks that proliferated, to whet the public's appetite for sight-seeing.
【音楽】おとわび様 • ほのぼの和風楽曲・むらのはる【おとわび和風音楽素材】
スクリプトー----------------------
ある人が聞きました。弥次さんと喜多さんは、何者ですか。私は答えました。弥次さんは、ただのおじさんです。喜多さんは役者で陰間でした。でも浮気者でしたから、いつも問題がありました。この二人がどうして一緒に旅行しているのか。それを、今から話しましょう。
弥次さんは駿河(静岡県)の生まれで、大きい店の二代目の主人でした。でも遊郭が好きで、陰間にもたくさんお金を使って、すっかりお金がなくなりました。それで「借金が富士山ぐらいあるから、夜逃げ駿河いい」と言って、恋人と一緒に夜逃げしました。その恋人が、喜多さんです。
二人は江戸(東京)へ行きました。喜多さんはある店で働きました。顔もいいし頭もいいですから、すぐお金を稼ぎました。でもすぐお酒と色事に使いました。弥次さんはある屋敷の女中と結婚しました。よく働く、とてもいい奥さんです。でも弥次さんは働きません。いつも友達とお酒を飲んでいます。お金がなくて家賃を払うこともできませんから、奥さんは困りました。
「ねえ、あなた、今月も家賃を払うことができません。ちょっとは働いてください」と奥さんが弥次さんに言いました。
「うん…」
「最近よく喜多さんが来ますね。お金を借りに来ているんですか。うちにもお金はないでしょう。どうするの?」
「そうだな…」
その時、知らない男の人が来ました。
「やっと見つけたぞ、弥次。おまえは私の妹と婚約した。今すぐ駿河へ帰って、妹と結婚しなければならない」
奥さんはビックリしました。弥次さんは男に言いました。
「すみませんが、私はもうこの人と結婚しています」
「じゃ、その人とは今すぐ離婚だ」
それで、弥次さんは奥さんに「離婚だ」と言って家を出ました。
奥さんは知りませんでしたが、実はこの男は弥次さんの友達でした。これは弥次さんと喜多さんの計画です。喜多さんは働いている店のお金を使ってしまって、すぐに15両必要でした。
ある屋敷の老人が女中と不倫して、その女中が妊娠しました。それで老人は面倒になって、「誰か、この女中と結婚してください。15両あげます」と言いました。それを知った喜多さんが弥次さんに頼んで、それで弥次さんは急いで奥さんと離婚したんです。
その晩、妊娠した女中が弥次さんのところへ来ました。
「ああ、来た来た。早く15両ください」
「今はありません。明日の昼、屋敷の人が持ってきます」
そのとき、誰かが戸を叩きました。弥次さんが開けると、喜多さんでした。
「ねえ弥次さん、15両は?」
その声を聞いた女中は、喜多さんに抱きつきました。「ああ喜多さん、やっと逢いに来てくれたのね」
弥次さんはビックリしました。「おい、喜多! おまえ、この女とも浮気していたのか!」
「ええ、そうですよ。15両の話は、この女から聞いたんです」
「なに?!」
よく話を聞くと、老人は女と結婚する人に15両あげるんじゃありませんでした。女と結婚する人を見つける代わりに、喜多さんに15両あげるという話だったんです。
「おまえのために離婚までしたのに!」弥次さんは怒って、喜多さんを殴りました。それで、大喧嘩が始まりました。女中は二人の間に入って、怪我をして倒れました。それで、すぐ亡くなってしまいました。
弥次さんも喜多さんもビックリして、喧嘩をやめました。
「息をしていない。どうしよう…」
「ヤバいよ、どうしよう!」
そこへ、喜多さんの店の人が来ました。
「ああ、喜多さん。ここにいた」
「あっ、すみません、すぐ帰ります。今はちょっと――」
「いいえ、喜多さん、もう帰らなくてもいいです。女将さんが、あなたはクビだと言いました。さようなら」
「えっ?!」
喜多さんは、帰るところがなくなりました。弥次さんも、いい奥さんと離婚して家を出ましたから、帰るところがありません。
「ああ、今の私達、運気が最悪だな」と弥次さんが言いました。
「そうだね、最悪だね」と喜多さんも言いました。
「お伊勢参りにでも行ったら、運気が変わるかな」
「そうだね。じゃ、一緒に旅行しましょうか」
それで、弥次さんと喜多さんは二人旅を始めたんです。
ー-----------------つづく
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