「今の山本はもはや敵なしだ！」9回105球4安打8奪三振の力投でPS2試合連続の完投勝利！大一番での歴史的快挙にピッチングニンジャも驚愕！【大谷翔平】【山本由伸】【海外の反応】

ワールドシリーズ第2戦、ドジャースの山本由伸投手が再び伝説を刻みました。

9回105球、4安打1失点、8奪三振という圧巻の完投勝利で、シリーズを1勝1敗のタイに持ち込んだのです。

試合は初回から波乱の展開となりました。

山本は先頭のスプリンガーに追い込みながらも、高めを狙った球がやや真ん中に入り、左翼線二塁打を許してしまいます。

続くルークスにも左前に運ばれ、無死一、三塁という早くもピンチを迎えました。

しかし、ここからが山本由伸の真骨頂でした。

ゲレロに対してスプリットを連投し、2ボール2ストライクに追い込むと、最後はカーブで空振り三振に打ち取ります。

さらに第1戦で本塁打を含む3打数3安打と大暴れした4番カークを一直に打ち取ると、バーショもフルカウントからのカーブで見逃し三振に切って取りました。

2回には不運な場面もありました。

先頭クレメンテの飛球がマウンドの手前に上がると、内野手が見合ってしまい、名手フリーマンが落球という珍しいミスが起きたのです。

記録は内野安打となりましたが、山本は動じることなく、バージャーをフルカウントから97マイル、約156キロのツーシームで見逃し三振に打ち取りました。

3回には再びピンチが訪れます。

先頭のスプリンガーへの死球で3イニング連続で先頭打者を塁に出すと、1死からゲレロに左翼フェンス直撃の単打を浴びて一、三塁とされました。

そして4番カークに同点の中犠飛を打たれ、1対1の同点に追いつかれてしまいます。

しかし、山本はここから別人のような投球を見せました。

4回は先頭クレメントを一ゴロ、バージャーを中飛とテンポ良く2アウトを取ると、カイナーファレファを遊ゴロに打ち取り、この試合で初めての3者凡退を記録しました。

ブルージェイズのシュナイダー監督は、試合中のFOXのインタビューでこう語っていました。

「我々は、彼（山本）を消耗させようとしている。本当に素晴らしい5球種がある。ミスショットを打つことも必要だが、コントロールが良いから、どのゾーンを打つのか明確にしなければならない」

一方、ドジャースのロバーツ監督も山本の投球について言及しています。

「バットに当てさせないような投球を試みていて、プレッシャーをかけている。素晴らしい球種だからね。逆に言えば、ブルージェイズはスイングを仕掛けて、彼にプレッシャーをかけている」

そんな中、7回に決勝点が生まれました。

初回に先制の中前適時打を放っていたスミスが、この日最大の仕事をしてくれたのです。

相手エース・ガウスマンから17人連続でアウトを取られていた状況で、94.2マイル、約151.6キロの直球を完璧に捉えました。

打球速度107.5マイル、約173キロ、打球角度29度、飛距離404フィート、約123.1メートルの特大弾が左翼の2階デッキに着弾したのです。

打った瞬間、スミスは雄叫びを上げて感情を爆発させました。

この回はさらにマンシーにもソロホームランが飛び出し、3対1とリードを広げます。

マウンドの山本からも自然と笑みがこぼれる場面でした。

8回には大谷翔平選手にヒヤリとする場面がありました。

1死一塁で迎えた第4打席で、大谷は右前打を放ったのですが、バットがへし折れた打球でした。

一塁を回ろうとした際に、打球を見ていた一塁手ゲレーロJr.と接触してしまいます。

大谷はゲレーロJr.の背中をつかんでジャンプする形となり、審判には妨害を抗議する場面もありました。

あわやのシーンでしたが、両者ともに無事な様子で、大谷は接触後、ゲレーロの肩をポンポンと叩いて、仲良さげな雰囲気を見せていました。

さあ、ここからが山本由伸の真髄です。

4回以降は完全投球の内容となりました。

多彩な球種でブルージェイズ打線に的を絞らせず、まさに凡打の山を築いていったのです。

5回は8球、6回も主砲ゲレロから始まる好打順を3者凡退で終わらせました。

そして迎えた9回のマウンド。

最後まで力を振り絞って3者凡退に退け、9回105球を投げて4安打1失点、8奪三振で完投勝利を挙げたのです。

この完投勝利は、まさに歴史的な投球となりました。

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦の9回1失点完投に続く、2試合連続での完投は文字通り歴史を刻む偉業でした。

ブルワーズ戦での完投自体も、ドジャースの投手としては2004年のホセ・リマ以来21年ぶりの出来事だったのです。

さらに驚くべきは、ポストシーズンでの2試合連続完投勝利が、2001年のカート・シリング以来メジャー24年ぶりの偉業だということです。

同一年でのポストシーズンで完投は2014年のマディソン・バンガーナー以来11年ぶりとなります。

球団公式ブログ「ドジャー・インサイダー」によると、ドジャースの投手によるポストシーズンでの2試合連続完投は、1988年のオーレル・ハーシュハイザー以来だったのです。

メジャー2年目の山本由伸が、真のエースであることを証明した一夜となりました。

ワールドシリーズは1勝1敗のタイとなり、舞台は次戦へと移ります。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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