【いまさら聞けない韓国】非常戒厳の背景事情…弾劾急ぐ野党の不都合な現実

政治的混乱に陥った韓国、その深いワケとは。

先週、44年ぶりとなる非常戒厳を宣言し、軍を動員、韓国を大混乱に陥らせたユンソンニョル大統領。その背景には

【いま、国会はねじれ現象がおきていて、尹大統領が何をしようとしたらことごとく反対するんですね。国会がやりたい放題だが、それを止める方法はほかにない。韓国では大統領は国会解散権はもっていない】

野党主導の減額予算案では大統領府や検察などの特別活動費が全額削除されたといいます。

【ここまでひどいことをしたのは今国会がはじめて。その背景には野党代表のイジェミョン氏がどうしても政権を倒したい】

非常戒厳が宣言された夜、国会の壁をよじのぼる様子を自撮り中継した野党、共に民主党イ・ジェミョン党首。5つの事件で刑事訴追されていて先月には公職選挙法違反の罪で1審で有罪となりました。刑が確定するとイ氏は選挙に出れなくなり、自身の政治生命の瀬戸際にあります。
【あと6か月以内に最高裁で確定する可能性も出てきますので、そこから逃げる方法は自分が大統領選挙でどさくさにまぎれて大統領になればですねセルフ恩赦というのが可能。6か月以内にやらなければ意味がなくなる。だから今野党は急いでいまして与党はその防衛線をはっている状況】

有罪判決がでるまで時間稼ぎをしたい与党。一方で、尹政権の国民の支持率は10％台に下がり、尹大統領自身にも内乱罪で捜査がはじまりました。【韓国という国は国民がどう考えるかが大事。世論が大事なんですね。今のところは本当に流動的で先が読めない状況】

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