愛か?金か?『金色夜叉』のあらすじを簡単に解説【尾崎紅葉】
Автор: 読書猫の名著案内
Загружено: 10 мар. 2023 г.
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この動画では、『金色夜叉』のあらすじを簡単に紹介します。
動画を見て、この本に興味をお持ちいただけたら、ぜひ読んでみてください。
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【動画のあとがき】
「愛とお金は、どちらの方が大切か?」
この小説のテーマは、これに尽きると僕は思っています。そして、お金に目が眩んで後悔しているお宮の姿を見ていると、きっと筆者の尾崎紅葉は「愛の方が大事」だと言いたいのでしょう。
でも、本当にそうでしょうか?ちょっと意地悪かもしれませんが、もしお宮が貫一を選んでいたとしても、結局あとになって「やっぱり、お金持ちと結婚していればなぁ」ってなるんじゃないのって思っちゃいます。
「あの時、ああしていれば」と考えてしまうのは、人の常。どこかで聞いたような言葉ですが、大切なのは「正しい選択肢を選ぶこと」ではなくて「選んだ選択肢を正しいものにすること」なんだと感じました。
【本の情報】
題 名:金色夜叉
著 者:尾崎紅葉
出版社:新潮社(新潮文庫刊)
ISBN: 978-4-10-107401-6
【動画の目次】
00:00 冒頭
00:14 ①貫一とお宮
00:47 ②カルタ遊び
01:24 ③熱海での別れ
02:16 ④高利貸しに
03:36 おわりに
【動画を作った人】
●コカツヨウヘイ
元司書のフリーライター。人生で一番読んだ本は、夏目漱石の『草枕』です。
●Twitter: / librarian__y
【Thanks】
・イラスト:mari©️o 様
・BGM:「約束のない日曜日」稿屋 隆 様
「Your natural」稿屋 隆 様
・効果音:「次のシーン」稿屋 隆 様
・画像素材:ICOON MONO 様
・声:VOICEPEAK 様
・編集ソフト:Filmora 様
・デザインソフト:Canva 様
▼台本
①貫一とお宮
主人公の間貫一は、高等中学校へ通う25歳の青年。
両親を亡くしており、鴫沢という家で世話になっている。
この家には大変器量のいい一人娘がいて、名は「宮」という。
貫一は鴫沢の両親と宮を嫁にもらう約束をしていて、二人は互いに想い合っていた。
ただ、宮のほうは自分の美しさをよくわかっていて、自分ならもっと良い結婚相手が望めるということにも気づいている。
このため彼女は、心の中で密かに玉の輿に乗ることを夢見ていた。
②カルタ遊び
ある正月、若い男女30人ほどでカルタ会が開かれ、これに貫一と宮も参加する。
そこへ背の高い口髭を生やした26、7歳ほどの紳士が入ってきた。
彼の指には、大きなダイヤの指輪が燦然と輝く。
そのダイヤを見た女性たちは、途端に色めき立った。
実はこの男、富山という資産家で、カルタ会には嫁を探すために来ていたのだが、そこで美しい宮を見初めた。
富山は自分が金持ちであることをひけらかすような態度だったため、貫一をはじめとする男性陣は嫌悪感を覚えたのだった。
③熱海での別れ
カルタ会の後日、宮は突然、母親と一緒に熱海へ行く。
そこで家に残された貫一は、鴫沢の父から「宮をほかの男性と結婚させることにした」と聞かされる。
しかも、相手はあの嫌な金持ちの富山らしい。
ショックを受けた貫一は、慌てて熱海へと向かった。
しかし、折悪く、そこで宮と富山が一緒にいるところを目撃してしまう。
朧月の下、熱海の海辺を歩きながら宮を問い詰める貫一。
彼は泣きながら「君は僕のことを裏切った」と訴える。
そして、「この月夜を僕は一生忘れない。来年のこの日も、僕の涙で月を曇らせてみせよう。月が曇ったら、貫一がお前を恨んで泣いていると思ってくれ」とまくし立てた。
「悲しいことを言わないで」と貫一にすがり付く宮。
そんな彼女を貫一は蹴り飛ばし、立ち去ってしまった。
④高利貸しに
熱海での別れから4年間、貫一は姿をくらます。
この間に彼は、悪徳の高利貸しになっていた。
一方、宮は予定通り富山と結婚したものの、貫一のことを忘れられずにいる。
そんな中、二人は道端でばったりと再会。
お互いの胸の内には愛憎の複雑な感情が巻き起こったものの、言葉は交わさずにすれ違う。
この出来事から、宮の貫一への想いはいよいよ募り、謝罪の手紙を送ることに。
しかし、貫一は彼女からの手紙を一切読まずに燃やしてしまう。
今度は宮が貫一の家を直接訪ねてきたが、ここでも彼は取り合わない。
ただ、宮と会った後に貫一はある夢を見る。
その夢の中で宮は、命を賭して謝罪をしてきたため、貫一はついに彼女を許した。
そうして、彼は後日届いた宮からの手紙を初めて読んだのだった。
その後、貫一は女中さんのお静と雑談する中で、女性の恋心に関する話を聞く。
お静が言うには、「女性の気が移るのは、本当に惚れていないからです。若いうちは世間を知らないから、どうしても浮気心が生まれてしまいます。女性は23、4歳にならないと、心の底から男に惚れるということはないのでしょうね」とのこと。
これを聞いた貫一は、妙に納得したのだった。
#読書 #文学 #文豪

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