【松島輝空・張本智和が使ってる】超豪華！樊振東ALC・張本智和インナーフォースSUPER ALC・ビスカリアにディグニクス09Cとディグニクス05を貼って徹底比較試打！【トップ選手使用】

元日本リーガーで日本式ペンドライブ型の下川裕平さんが
2025年の全日本選手権で見事初優勝を飾った松島輝空選手やパリ五輪優勝の樊振東、戸上隼輔選手や2025年全日本ジュニアで優勝した吉山和希選手などが使用する樊振東ALC、そしてシン・日本のエース張本智和選手や張本美和選手が使用する張本智和インナーフォースSUPER ALC、そしてALCの始祖とも言えるビスカリア、これらのラケットにディグニクス09Cとディグニクス05を貼って比較試打。

●ビスカリア
長く支持される理由が分かる「どんなラバーにもある程度合わせてくれる優等生な特殊素材ラケット」といった印象を受けました。
「めちゃくちゃ飛ぶ」「球持ちがある」といったハッキリとした特徴は感じませんでしたがラバーの性格を引き出してくれるラケットに感じました。
今回でいえば、ディグニクス09Cの球持ちの良さや嫌なボール、ディグニクス05の得点力のあるボールといったものです。ラケット自体にとんでもない特徴があるようには感じなかったので、ラバーの特徴がそのまま出るようなラケットに感じました。私の技量だとディグニクス05の下回転打ちや勢いのないボールを処理するときに難しさを感じましたし、ディグニクス09Cをバック面で使った時のブロックや当てて返さざるを得ないときに難しさを感じました。これらはラバー自体が持つ難しさをそのまま表している気がします。

●張本智和インナーフォースSUPER ALC
「ディグニクス05がめちゃくちゃ使いやすくなるラケット」という印象を受けました。
ビスカリアと比較したときに、ディグニクス05の使いづらさが一気になくなったように感じました。具体的には下回転打ちや勢いのないボールに対しての球持ちを感じたり、前陣・中陣どこからでも高クオリティのボールが出せるといったところです。
逆にディグニクス09Cがあまりにも飛ばなすぎるような感じを受けました。台上周りや相手のボールに勢いがあるときは良いのですが、下回転打ちや勢いのないボールを打つときにあまりにも飛ばなすぎたり、弧線が出過ぎてコントロールが難しく感じました。

●樊振東ALC
結論、「ほぼビスカリアと一緒」です。
ただ、ビスカリアで書ききれなかった部分を補足すると「09Cの特徴を最大限出したいならアウターALCだ」そんな印象です。
なので、「ラケットはこれにして、ラバーをどうしよっかなー」という従来の選び方ではなく、「使うラバーは09Cだから、ラケットはアウターALCだな」といった感じです。
私自身、使用したり受けてみたりして思うのが、ディグニクス09Cの「使いやすく・相手にとって嫌なボールが出る」という特徴。これを最大限引き出すためにアウターのALCが良いんじゃないかと感じました。アウターALC使用者でディグニクス09Cを使ってる選手がどれくらいいるのかは知りませんが、実際にバタフライ契約選手の多くがアウターALCを使っているというところでは「時代を感じる」という意味でアウターALCは避けて通れない道になるかもしれません。

今回の動画が参考になると幸いです。
下川

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