人生の真実3つ
Автор: 精神科医がこころの病気を解説するCh
Загружено: Дата премьеры: 11 июн. 2022 г.
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00:00 OP
01:11 夢・死・両親(以前話したこと)
03:16 夢→脳
07:10 物理的な現実と社会的な現実
08:45 変化のスピードが速い
12:54 「死ぬ」ということ
17:50 両親→機能低下、機能劣性
本日は「人生の真実3つ」というテーマでお話しします。
以前にもこのテーマでお話ししたことがあります。「人生の真実とは何か」というテーマでお話ししました。
去年か一昨年のどこかで撮ったと思います。
(該当の動画を見つけられませんでした…)
今回は2022年の6月バージョンということで、今現在の僕ですね。
僕が臨床をしてきて、そして人生の真実とは何かと考え続けた結果、今こんなことを考えているということをお話ししようと思います。
■夢・死・両親(以前話したこと)
当時は「夢・死・両親」というテーマで話しました。
・夢
夢とは何かというと、人間は夢を見る。意識と無意識というものがあって、自分には心があるけれどその心は万能ではなく、自分では支配できない自分の部分があるとかそういう話を話しました。
・死
死とは何かというと、自分はいつか死ぬということです。それはよくわかっている。
今まで死ななかった人間はいないし、永遠に生きた人間、というのは今までいないんですね。だからおそらく僕も死ぬんです。当たり前といえば当たり前ですが、だから死ぬのです。
死ぬということは何かというと、命の終わり、ということでもあるのです。
けれどもこれは一つのメタファーであって、自分にはできることとできないことがある、限界があって制限があるということですね。
永遠に生きることはできない。誰かに勝ち続けることもできない。ご飯も食べ続けることはできない。そういうことがわかっているということです。
・両親
あとは両親がいるということですね。
僕らはどう考えたって、母親と父親の遺伝子を半分ずつもらって産まれてきました。
土からめきめきと生まれてきたわけでもないし、コウノトリが運んできたわけでもないし、愛し合っていたか、愛し合っていなかったかわかりませんが、だいたいは愛し合った両親から、その瞬間は少なくとも愛し合っていた両親から産まれてきていることが多いです。
子どものときは小さくてかわいいので愛されていた時期があります。
ただ、それがどこかのタイミングで愛されなくなっていることもあるし、愛され続けてるのですが、思春期、反抗期の結果、愛されていることを忘れてしまっているのかもしれない。
とにかく僕らは両親から産まれてきているという、当たり前と言えば当たり前ですけど、どうしようもない事実というのがあります。
これを人生の真実3つということで、前回お話ししました。
ではこれは今の自分はどういうふうに考えているのか、ということをお話をかなと思います。
■夢→脳
例えば夢については、意識・無意識というところから、ちょっと僕は考え方が変わってきました。
「脳」というものをもうちょっと考えることが増えました。
臨床をしていて、意識・無意識という形で見るよりは、脳の中の一部でしかない、意識は脳の一部ということがすごく臨床しながらわかってきました。
どうやって本能や無意識に訴えかけるのだろう、どうやって本能を僕らはコントロールしていくんだろう、ということに臨床の興味が変わってきたというのがありますね。
脳の中には本能、生まれついたアルゴリズムというのがあります。
痛かったらスッと避けるし、痛かったらワッと怒る、痛かったら悲しくなる。
元気がなくなったら抑うつ的になってゆっくり休む。
元気なときは他人をバカにしたり、マウントを取ったりする、そういう本能があります。
人間には動物的なスイッチみたいなものがある。
ほかには記憶ですね。
経験、知識というものを記憶されています。
ただ、知識や記憶というのは一つの神経細胞にあるわけではなく、組み合わせであったりします。
神経細胞のABCDと組み合わせて、結果「木村拓哉」とか覚えたり、ACEFと合わせて「タモリさん」とか覚えます。
おそらくAは男性を意味していて、Cが共通しているのであれば芸能人ということで、イケメンということであれば木村拓哉、これがサングラスをかけた面白いおじさん、というのを組み合わせるとタモリということだったりするのです。
共通の神経細胞とちょっと違う神経細胞の組み合わせで木村拓哉になったり、タモリと思ったり、記憶されているのですが、これが少しずつ変化していたりします。
抽象化していってACEFがBDNHとかに変わったりします。
男性と記憶してた神経細胞が入れ替わってAというところからBに変わったとか、いろいろな形で抽象化というか、置き換えがあります。
人間の脳とか記憶というのはその場その場で生成されるとも言えるし、ある種固定化されているとも言えるのですが、こういう脳のメカニズムがあってその上に意識というのは成立しているんですね。
でも何か誤作動を起こすというか、ちゃんと動かないんですよ、意識って。
デカルトの言った「我思うゆえに我あり」みたいな自我像というのは否定されていて、どちらかというと、いびつなものの上になぜか浮かび上がっている私、という存在という方がしっくりくるなと思います。
意識というのは脳の一部であって、患者さんがなぜ精神科の病気になっているのかというと、脳の問題だったり、記憶の問題だったり、意識と本能とのすれ違いだったり、そういういろいろな要素があります。
そういう脳のメカニズムも考えながら、患者さんの言動を見たりするということが増えてきました。
やはり医者っぽくなってきた感じがしますね。ここら辺が心理士さんたちとは違うなと思います。
■物理的な現実と社会的な現実
物理的な現実と社会的な現実、ということをよく考えます。
例えば、
物理的な現実というのは「紙」です。
社会的な現実というのは「お金」です。
「紙幣」ということですね。
「これは1000円札だ」と言えば社会的な現実ですし、「これはプリントされた紙だ」と思えば物理的な現実です。
元気がなくて何か自信のなさそうな人がいる。
調子が悪い人がいるというのは社会的な現実。
うつ病というのは物理的な現実。
人に見られている気がする、変な声が聞こえて怖い、殺されるかもしれないというのは社会的な現実。
統合失調症というのは物理的な現実です。
自分はギャンブルでしか生きる意味がない、お酒を飲むことだけが楽しみなんだ、というのは社会的な現実。
アルコール依存症というのは物理的な現実。
富士山というのは社会的な現実。
土が盛り上がっているものというのは物理的な現実です。
こういうことです。
社会的な現実というのは、人間が言葉や意味を付加することでできあがった、バーチャルリアリティの世界です。
物理的な世界というのは、人間の言語や意味性を排除した世界、記憶とかそういうものを排除した世界です。
ここら辺の見方を僕はいつも臨床しながら見ているということです。
■変化のスピードが速い
まあ、僕らはそうはいっても社会的な現実の中に生きています。
本当に複雑だなと最近よく思います。
インターネットによって、本当に爆速でどんどん社会的な現実というのが拡大して変化しているので、ちょっと苦しいなというのが僕の最近思っていることです。
昔は、その人間が抱えている情報というのは脳内で蓄えられることしか社会的な現実はありませんでした。
あそこに行ったらリンゴが生えているなとか、あそこに行ったら蛇がいて怖いなとか。
自分の脳内で覚えていられることです。
そして次に「群れ」です。みんなで共有していること。
誰々があそこに行ったら崖から落ちそうになったから、あそこに行くのはやめよう。
誰々があそこに行ったらリンゴがなっていたから今度みんなで行こうとか、村の中で共有できること。
そして次の段階は、おじいさんの時代に川が氾濫したことがあった。
だから大雨が降ったときには、時々は山の上の方に逃げた方が良い。いつも大丈夫と思うかもしれないけれど氾濫することもあるとかそういう村の伝統です。
口頭で伝えられる情報だけが人間の社会的な現実だったのです。
今度は文字ができると、文字で書き残すことができます。
そうすると、人間が蓄えられる情報は増えていくわけです。
石に彫っていたものが紙で蓄えられるようになりました。
そして活版印刷です。手書きで残していた情報が機械でどんどん印刷できる。
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【精神科医がこころの病気を解説するChとは?】
一般の方向けに、わかりやすく、精神科診療に関するアレコレを幅広く解説しています。動画における、精神分析や哲学用語の使用法はあくまで益田独自のものであり、一般的(専門的)な定義とは異っているところもあります。僕がもっとも説明しやすいとたまたま感じる言葉を選んだだけなので、あまり学術的にとらないでいただけると嬉しいです。
早稲田メンタルクリニック院長 益田裕介
【自己紹介】
益田裕介
防衛医大卒。陸上自衛隊、防衛医大病院、薫風会山田病院などを経て、2018年都内で開業。専門は仕事のうつ、大人の発達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと変人よりの町医者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。
2020年6月5日より断酒継続中。
【参考】
厚労省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神医学テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/deta...
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb...
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