忙しすぎて「なり手不足」の教員はどのような1日を過ごすのか「休む暇はない」「熱意で成立」
Автор: RKB毎日放送NEWS
Загружено: 17 мар. 2023 г.
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小学校の教員採用試験の倍率が福岡県は1・3倍と秋田県と並んで全国で最も低くなっています。背景には忙しすぎる教員の働き方もあると言われています。教員はどのような1日を過ごしているのか、児童数が800人を超える小学校を訪ねました。
◆貴重な児童の“登校前”
午前7時半、福岡県行橋市にある泉小学校の学級担任(6年)が出勤してきました。
赤星顕也教諭「授業の準備があったりして早くこないと子供に迷惑かけちゃうんで」
教員にとって、児童が登校するまでが貴重な時間です。
赤星教諭「朝の準備がないと間に合わないです。意地でも間に合わせます」
◆鳴り止まない保護者からの“電話”
「泉小学校です。そうですか、お大事になさってください」
その頃、職員室には保護者からの電話がひっきりなしにかかっていました。この日は「6年生を送る会」という大切な行事の準備が行われていました。「朝の会」で赤星教諭が児童に説明します。
赤星教諭「8時35分までに廊下に並んで体育館に出発します」
急いで職員室に向かう赤星教諭、授業の合間も一息つく暇がありません。
赤星教諭「普段は中休みとか手が空いている時に終わらせます。間に合わなかったら昼休みです」
別の教室でも学級担任が業務に追われていました。
「計算ドリル出した?」「出しました~」「はーいチェックしまーす」
6年担任教諭「この子たちのために頑張ろうと思えるから私はそんなにきついなとは思いません。大変だけど」
◆給食の準備や出納管理も担う
校内の行事では、裏方の仕事も教員が担います。
男性教諭「休み時間はあってないようなものです。次の日の準備などの時間を確保するのが大変」
授業が終わった2年生の教室では、給食の準備に大忙し。担任の福留教諭も急いで給食をかき込みます。
「勝負なのでこの時間が。早く食べ終わって次の連絡帳を書いたり丸つけしたりして少しの時間も無駄にしないように急いで食べます」
食べ終わるとすぐに掃除が始まりました。
「休む暇はないですね。4時間目から給食、掃除とバタバタ。時間が過ぎていきます」
昼休みに入りましたが、職員室にいる人はまばらです。
6年教諭「仕事でいないんですみんな。教室で丸つけしたりしています」
別の席ではお金の管理をしている教員もいました。
「ちゃんとお金が正しく入っているかとか、チェックするのも休み時間とか放課後の作業になってしまうので、その時間に子供と関われたらなと思います」
児童が帰った後も、教員の仕事は続きます。
「まだちょっと腫れが引いていないようですのでお家で様子を見てください」「病院に行かないといけないようなけがはすぐに伝えるようにしています」
◆憧れだった職業、熱意だけでは限界も
福留教諭は自分が小学生だった頃の担任に憧れて教職を目指しました。
福留教諭「毎日楽しいしやりがいはすごく感じますが、大変さも感じています。特に今子育てをしながら働いているので」
業務量が多い教員にとって、仕事と子育ての両立は簡単ではありません。
福留教諭「5時には帰らせて頂いているので、時間内では仕事が終わらないんですよ。その終わらなかった仕事を自分の子供が寝たあとの夜にしています。(仕事は?)まだ全然残っています。お家に持って帰ってやります」
学校も定時退校日を設けて、負担を減らそうと四苦八苦していますが、現場の対応だけでは限界があります。
今村主幹教諭「結局、先生方が仕事を家に持ち帰っている現状ですので、なかなか難しいですね。ただ先生たちには子供のノートをしっかり見てあげたいとか。日記をしっかり見てあげたいという思いがあるので」
人手不足も深刻です。昨年度は、必要な講師が見つからず教員が1人足りない状態で始まりました。
今村主幹教諭「子供たちの前で担任の先生が疲れた状態で立つことだけはなくしていきたい。そういう状態にならないよう考えているんですけど難しいですね」
午後6時、6年生の教室には黙々と作業する赤星教諭の姿がありました。
赤星教諭「終わらなかったですね。また金曜日に来て早めに来て、その繰り返しですね」
めまぐるしい教員の一日。その過酷な現場は、児童の成長を願う教員たちの熱意で成り立っています。

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