【イチバン!!】全国の強豪を押しのけ見事イチバンに選ばれたスーパーが最北のマチ稚内に！

水曜恒例の「イチバン！！」です。
ファンが選ぶ「ご当地スーパーグランプリ」。
全国の強豪を押しのけ見事イチバンに選ばれたスーパーが最北のマチ稚内市あるんです。
お店に入ってみると驚きの光景が広がっていました。

札幌から引っ越して来た客「このスーパーがあったのですごく稚内の生活が楽しくなりました」
飲食店で働く客「たまに仕入れに来ます。
すごく珍しいものもありますよ」海の幸と野菜がたっぷり入った稚内市民のソウルフード「チャーメン」に…地元でとれた巨大なタラバガニ。
さらに！近江谷真由記者「コストコという張り紙があります。
あちらにもコストコと書かれています」
あの人気会員制スーパー「コストコ」の商品が稚内に！？創業１０１年。

日本でイチバン北の駅ＪＲ稚内駅のすぐそばにある「相沢食料百貨店」。
地元で１００年以上愛されている老舗スーパーです。

買い物客「東京の娘に送るんです」「おいしいからね」
常連客が絶賛するのが店内で手作りしている総菜と弁当。
看板商品は自家製の粕床に３～４日漬け込んだ厚切りのサケです。
■相沢食料百貨店相沢奈々子さん「塩だけの焼サケと違って、粕に寝かせることでおいしくなります。
昔はみんな家でやっていたことだと思うが、なかなか家でそういうことをする人がいなくなったので」家庭の味にこだわった自慢のサケと総菜が一度に味わえる人気の幕の内弁当。
去年全国ご当地スーパー協会が初めて開催した「ご当地スーパーグランプリ」のめし部門でファン投票の結果見事イチバンに選ばれました。
さらに地元でとれたホタテの貝柱を炊き込んだ「ほたておこわ弁当」も準グランプリに！■相沢食料百貨店相沢奈々子さん「ビックリしました。
プレッシャーだなと思いました」総菜や弁当はいつも昼過ぎになるとほとんど売り切れてしまうそうです。
４０年以上通う客（７０代）「味付けもすごくいい。総菜とかわざわざ遠いところから買いに来ている。バスで大体２０分ぐらい。そして１時間に１本なんですよね」「バスで帰るのに、こんなに買って大丈夫ですか？」と心配になりますが、実は驚きの無料サービスが。
４０年以上通う客（７０代）「ここに買い物カゴを置くとね、専門の人が全部詰めて配達してくれます。Ｑどのくらいの時間で届く？いやもう午前中来てますよ。帰ったら」このスーパーでは２０００円以上買い物をするとなんと無料で自宅に配達してくれるんです。
１９２２年に創業した相沢食料百貨店。
現在店を切り盛りするのは、社長の娘である福間加奈さん。
東京でアパレル会社に勤めていましたが２７歳の時店を継ぐため、稚内に戻ってきました。
相沢食料百貨店福間加奈店長（４１）「衰退エリアなので、父に継いでほしいとは一度も言われたことはない。売り上げがどんどん落ちていくタイミングで帰って来た」

加奈さんが店で働き始めた２００９年には人口減少に加え郊外に大手スーパーが進出したことで駅前の商店街は活気を失っていました。厳しい環境の中生き残るために。

近江谷真由「ユニークな商品がいろいろ売っているんですが、コストコという張り紙があります。あちらにもコストコと書かれています」
若いお客さんに特に人気なのが「コストコフェア」。
ＳＮＳでチェックした人気商品を、札幌にあるコストコから仕入れ、毎回１０万円近い経費をかけて稚内にトラックで運んでいます。
相沢食料百貨店福間加奈店長（４１）「（商品を）バラして売るのでお客様に好評です」■買い物客「コストコ大好きなので、やっぱり見ちゃいますね。楽しみ」さらに店内には「あいざわセレクト」と書かれた商品も…
相沢食料百貨店福間加奈店長（４１）「安心であったり遺伝子組み換えの原料を使っていないとか、製造方法が昔ながらの製法で作っているとか、自信をもっておすすめできるものに付けています。
相沢食料百貨店福間加奈店長（４１）「お取り寄せとか人気の商品を集めていても、地場にお金が落ちないと経済が回らないというのもわかってきて、何か地域の事業者や生産者と商品を作って、これからは届けるということも次の段階としてやっていきたいなと思っています。それがやっぱり大事。ローカルスーパーの役目」

今回、ご当地スーパーグランプリでイチバンをとった弁当に入っている自家製の鮭粕漬焼は相沢食料百貨店のオンラインショップでも買うことができます。



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