「パンツ」という言葉の語源は？

パンツの語源
パンツという言葉の語源は、フランス語の「pantalon（パンタロン）」に由来します。
この「パンタロン」は元々、長ズボンを意味するフランス語で、16世紀のイタリア喜劇に登場する道化役者パンタローネが細い長ズボンを履いていたことから名付けられたとされています。
この「pantalon」がイギリスに伝わった際、下着の意味も持つようになりました。イギリス英語では「pants」は下着を指し、ズボンは「trousers」と呼ばれます。
一方、アメリカ英語では「pants」が長ズボンの意味で使われ、日本語にも両方の意味が混在して伝わりました。
日本では、もともと「パンツ」は下着を指していましたが、1980年代にファッションブランドが長ズボンに「パンツ」という呼称を使い始めたことから、ズボンの意味でも一般化しました。
そのため、現在の日本語では「パンツ」は「下着」と「ズボン」の両方の意味で使われています。