「ブルーインパルス」４月２７日に香川で展示飛行　坂出市出身パイロットに聞く…古里の空舞う思い【香川】 (25/04/22

航空自衛隊のアクロバット飛行チーム、「ブルーインパルス」が４月２７日に香川県で展示飛行を行います。６機の飛行機のうち１機の操縦桿を握るのは、坂出市出身の男性です。古里を飛ぶことになったいまの思いを聞きました。

（浅香光司　１等空尉・坂出市出身）
「本当に信じられないというのが、最初の印象です。故郷を飛ぶのが私自身の悲願だった」

浅香光司さん３３歳。坂出市の坂出高校出身の浅香さんは宮城県にある航空自衛隊松島基地の曲芸飛行チーム「ブルーインパルス」のパイロットを務めています。

（浅香光司　１等空尉）
「小学校上学年ごろからパイロットに夢を抱いていた。」
「２年目でデビューしたばかりの時期。プレッシャーも半分あるが、うれしさというか、楽しみの方が大きい。」

ブルーインパルスは航空祭などで華麗なアクロバット飛行を披露する専門チームで、６機の機体がフォーメーションやソロ演技を披露します。１番機を先頭に三角形の隊形で飛行する「デルタ隊形」では、安全第一を考えながら高度な飛行技術が求められます。

（浅香光司　１等空尉）
「美しいデルタ隊形を保つためには、１機でもずれると、ちょっとでも見栄えが変わる。４番機、５番機見比べたり、頻繁に目配せしながら微調整をしております。」
「ビデオを撮ってもらっているものを解析して見栄えを妥協せず切り詰めて、試行錯誤しながらフライトに臨んでいる」

善通寺での展示飛行は１９年ぶり。ブルーインパルスのパイロットの任期は３年で、浅香さんが任期中に讃岐の空を飛ぶのは今回が初めて。晴れ舞台は４月２７日です。

（浅香光司　１等空尉）
「当日は青空とブルーインパルスのスモークのコントラストを楽しんでください。私自身、故郷に錦が飾れるよう今までの感謝の気持ちと、精いっぱいの愛をこめてフライトさせていただきますので応援よろしくお願いします」