豊田佐吉の軌跡を18分で解説【母の機織りから世界の織機王になった発明家】
Автор: 企業家クロニクル
Загружено: 2025-11-12
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「世界の織機王」と呼ばれ、トヨタグループの基礎を築いた豊田佐吉とはどんな人物なのか。
この動画では、夜な夜な機織りをする母の姿から発明を志し、妻に去られ会社を追われても諦めず、30年かけてG型自動織機を完成させ、英国の世界的企業から100万円（現在の価値で数百億円）で特許を買い取られ、その資金を息子・喜一郎に託して自動車産業への道を開くまでの軌跡を18分で解説しています。
【目次】
0:00 母の機織りが生んだ奇跡
0:45 豊田佐吉とは？
2:36 専売特許条例との出会い
3:14 日本初の動力織機
5:25 挫折からの再起
6:44 営業的試験への執念
8:14 障子を開けてみよ
10:25 G型自動織機の完成
12:06 世界が認めた技術
13:25 最後まで現役
14:17 3つの学び
17:13 発明王の遺産
【豊田佐吉とは？】
1867年、静岡の貧しい農村に生まれた佐吉は、大工の父の手伝いをしながら育ちました。18歳の時、専売特許条例の公布に出会い、発明家として生きる決意をします。夜遅くまで手織機で働く母の姿を見て織機の改良に没頭し、1890年に豊田式木製人力織機を発明。その後も改良を重ね、1896年には日本初の動力織機・豊田式汽力織機を完成させました。
しかし順風満帆ではありませんでした。研究に没頭するあまり妻に去られ、1910年には井桁商会を追われる形で退社。それでも諦めず、欧米視察で自信を深め、1911年に豊田自動織布工場を設立します。「創造的なものは、完全なる営業的試験を行うにあらざれば、発明の真価を世に問うべからず」という信念のもと、実地検証を徹底しました。
1918年には中国・上海に進出。「障子を開けてみよ、外は広いぞ」と周囲を説得し、大規模な紡織工場を建設します。そして1924年、30年以上の歳月をかけてG型自動織機を完成。これは世界最高水準の性能を誇り、英国の技術者から「魔法の織機」と称賛されました。
1929年、世界最大の繊維機械メーカー・英国プラット社が特許権譲渡を申し入れ、10万ポンド（当時の金額で約100万円）という巨額で契約成立。この資金を息子・喜一郎に託し、後のトヨタ自動車誕生への道を開きました。
1930年、63歳で生涯を閉じた佐吉。その死後に制定された豊田綱領「研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし」は、今もトヨタグループの精神として受け継がれています。妻に去られ、会社を追われても、発明への情熱を失わなかった男。その執念が、日本の産業革命を牽引し、世界のトヨタへとつながったのです。
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