5.もし かみさまになったら 「かみさまおねがいします」より 指揮 清水 雅彦 演奏 Chorus ST
Автор: Chorus ST
Загружено: 2025-12-08
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作曲者 猪間道明氏による曲目解説
『あいたくて』『今日からはじまる』に続く、Chorus ST初演による「混声四部合唱のためのエスキース」シリーズ第3弾です。エスキースというのは素描というほどの意味ですが、基本的に「無伴奏」「パート分割(divisi)を極力おこなわない」という方針で作曲しています。メンバーが慢性的に不足気味であったことも理由ですが、パート分割を封じることで、合唱の本来の響きを追究し、かつ作曲者の研究の一環にもしたいと思いました。一時期は四部合唱を維持するのも困難になり、「混声三部合唱のためのエスキース」である『花と木のことば』というのを書いたりもしましたが、このところChorus STのメンバーが増えて、ふたたび四部合唱に戻れたのはまことに喜ばしいことです。
テキストは、あるとき指揮者の清水雅彦先生から手渡された、同名の詩集から抜粋して用いました。神戸市の小学校の先生が、受け持ちのクラスの子供たちの書いた詩を編纂した本です。詩の内容はさまざまで、生活感にあふれたもの、身近な人の不幸を綴ったものなどバラエティに富んでいますが、「神さま」のことを詠んだものが、本の表題になるほどに多かったので、私(猪間)は作曲にあたり、その「神さま」の詩でまとめることにしました。ここで言う「神さま」は、特に一神教の神であると考える必要も無いでしょう。この世と、そこに生きる人間たちを見守っている「誰か」、と思えば良いと思います。そういう存在に対する、子供たちならではのいろいろなアプローチが、ときに面白く、ときにハッとさせられます。いままで、子供の詩に作曲したことが無いわけでもありませんが、ある程度まとまったものとして取り組んでみて、自分としても新たな扉が開けたような気がしました。
今日の初演をお聴きになって、ほかの合唱団でも歌ってくださるようになればと念じます。
5. もし かみさまになったら ......そして、自分が神さまだったらという壮大な空想。これもまた、子供のころ誰しもが考えた夢ではないでしょうか。困っている人を助けて、悪い人はこらしめて......でも人はいつか、そんな純粋な気持ちを冷笑するようになってしまいます。音楽は力強く進み、対位法を多用した展開となってゆきます。
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