シュンギク(キクナ)の上手な育て方(種まきから収穫まで完全解説!)栽培のコツとポイントが分かる
Автор: 野菜作りの教科書 Vegetable Beginners Guide
Загружено: 2025-11-19
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シュンギクの育て方と栽培のコツとポイントを約19分の動画で野菜栽培士が分かりやすく解説します。シュンギク(キクナ)の栽培方法(土作り・種まき・植え付け・間引き・土寄せ・追肥・水やり・収穫方法・病害対策・害虫対策)など、シュンギク栽培のコツとポイントを短時間で掴むことができます。
春菊栽培の流れを種まきから収穫まで通して、詳しく知りたい方におすすめです。Chapterを設定してあるので、各作業のPartへすぐに辿りつけます。
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「シュンギクの上手な育て方」
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【目次】
0:00 オープニング
0:14 シュンギクの育て方
1:47 品種の選び方
2:43 コンテナと土作り
3:53 露地栽培の土作り
4:48 種まき
7:36 間引き
8:48 苗の植え付け
10:17 土寄せ(まし土)
11:10 水やり
13:10 追肥
14:35 収穫
16:13 病害対策
17:22 害虫対策
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【動画の内容】
シュンギクの上手な育て方
シュンギクはヨーロッパ原産のキク科の野菜で、菊菜(キクナ)・クジャクギクとも呼ばれ、冷涼な気候を好む葉野菜です。
花や葉が菊に似ていることが名前の由来で、春になるときれいな花が咲きます。
シュンギクの栽培適期は春と秋で、春まきは3月~5月、秋まきは9月~11月が目安です。種まきから収穫までは約2か月ほどです。
低温に当たるとトウ立ちする性質があるので、春まき品種は株ごと抜き取りますが、秋まき品種は脇芽を摘み取って、春先まで収穫を楽しむこともできます。
特有の香りがあり、ビタミンB2・ビタミンC・カロチンなどのビタミン類の他、カルシウム・カリウムなどのミネラルが豊富に含まれた健康野菜です。
鍋物をはじめ、胡麻和え、おひたし、みそ汁の具などが代表的な料理です。
独特の強い香りが苦手な方は、若い段階で収穫するといいでしょう。
収穫までの期間が短く、栽培の手間や管理も少ないので、初心者の方でも、安心して栽培できるおすすめの野菜です。
品種の選び方
シュンギクの品種は、大きく分けると大葉種と中葉種に分かれます。
関西では菊菜と呼ばれる大葉種の栽培が中心で、株ごと収穫する品種が多いのが特徴です。
一方関東では中葉種が中心で、摘み取り収穫する品種が多いのが特徴です。
両者には栽培方法や育てやすさに違いはなく、どの品種を選んでも比較的育てやすいです。
利用する用途に合わせて、好みの品種を選んで育ててみましょう。
コンテナと土作り
利用するコンテナサイズは小型(45cm)以上のものを利用しましょう。
1株植えなら中型(8号サイズ以上)の植木鉢でも栽培ができます。
品種にもよりますが、株間が15cm程度なので、小型サイズのコンテナ1つで、3~4株の栽培が可能です。
栽培で使う用土は、市販の培養土を利用すれば土作りの必要がなく、袋から開けてすぐに使えるのでとても便利です。
自分で用土を配合するときは、赤玉土 7:腐葉土 2:バーミキュライト 1を混ぜたものを使いましょう。
そこに用土10ℓあたり、苦土石灰10~20gと、普通化成肥料10~20gを入れて、用土と丁寧に混ぜ合わせておきます。
水はけを良くするために、コンテナや植木鉢の底に、赤玉土や鉢底石などを数センチほど敷き詰めておきます。
露地栽培の土作り
露地栽培の土作りは、種まきや苗の植え付けの2週間前になったらスタートしましょう。
土壌酸度はpH6~6.5です。苦土石灰100g/1㎡をまいて用土全体に混ざるよう、丁寧に耕しておきます。
1週間前になったら、1㎡あたり堆肥1㎏と、普通化成肥料100gを畑の全面にまいて、用土を軽く耕してから畝を立てておきます。
畝幅は30~60cm、高さは5~10cmの平畝を立てます。
種まき
シュンギクは直まきとポットまきができます。発芽適温外に種をまくときはポットまきをして温度管理しながら育苗する方が確実です。
種まき適期は、春まきが3月~5月、秋まきが9月~11月が目安です。
春菊の発芽適温は15℃~20℃で、適温内なら3日~5日で発芽が始まります。
10cm前後の株間を空けて、一か所に種子を3~4粒まく点まきもできますが、1cm間隔で筋まきして、間引き菜を収穫しながら育てる方法がおすすめです。
間引き
間引きはタイミングよく行いましょう。
間引きの時期が早すぎると苗が徒長して軟弱になり、遅すぎると抜き取るときに隣の根を傷める原因になります。
間引き時期の目安は、本葉が2~3枚出る頃に1回目を行い、本葉が4~5枚に増えて、草丈が4~5cmになる頃に2回目を行います。
シュンギクの最終の株間(株と株の間隔)は、15~20cmです。
苗が抜けないように残す苗の根元付近を指で軽く押さえて、不要な苗の根元を掴んで手で抜き取ります。
苗の植え付け
種から育てるのが難しいと感じたら、園芸店などで売られている苗を購入して育ててみましょう。苗からだと収穫まで簡単に辿り着けます。
葉の緑が濃く左右対称で、茎が太くてしっかりしているもの、節間(上下の葉の間隔)が詰まっているもの、虫食いのないものが良い苗です。
苗の植え付け適期は、春は4月~6月、秋は9月~11月が目安です。
シュンギクの生育適温は15℃~20℃なので温度が低い時期は保温トンネルなどで加温し、温度が高い時期は遮光ネットを使ったり、半日陰で風通しの良い場所で温度を下げて栽培しましょう。
苗を植え付ける間隔は、密植栽培は5~10cm、通常は15~20cm間隔で植えていきます。
土寄せ・まし土
苗の草丈が高くなると、風や雨などで株が倒れることがあります。
特に発芽直後と水やりを繰り返したあとは株元の土が流れ出て、根が地表に露出しやすくなるため、
定期的に土寄せをして株が倒れないようにしてやりましょう。
水やりや降雨でも用土は自然に減っていきます。根元周りの用土が減ってきたと感じたらこまめに土寄せをしましょう。
生育に影響するので、根が完全に露出する前に土寄せするのがポイントです。株周りの固くなった用土の表面を軽くほぐしてから株元に寄せておきましょう。
コンテナ栽培では用土が減ってきたら新しい用土を足しておきます。
水やり
シュンギクは成長段階に併せて水やり方法を変えると、病害を予防でき、苗の生育も良くなります。
種まきから発芽までと、苗の植え付けから根着くまではこまめに水やりをしますが、その後は用土の表面が乾いたタイミングで水やりをしましょう。
シュンギクは極度の用土の乾燥を嫌います。
ただし、多湿にも弱いので、与えすぎにも注意しましょう。
回数を増やすよりも、1回でたっぷりと与えるイメージです
夜間の多湿は病害の発生を助長するので、夕方以降の水やりは控え、夜間は用土が乾いた状態にしておきます。
コンテナ栽培では鉢底から染み出るくらいたっぷりと与え、露地栽培では1株あたり1.5~2Lが目安です。
水不足になると茎葉は固くなり、茎葉の細胞の膨圧が下がって、苗の成長が抑制されてしまいます
用土の表面だけでなく、用土の中に染み込むまで、しっかりと与えましょう。
追肥
シュンギクは元肥を中心に育てますが、長期栽培になる秋まきや摘み取り収穫のときは追肥を施します。
1回あたりの追肥量ですが、コンテナ栽培では、普通化成肥料1株あたり3~5g、露地栽培では、1㎡あたり15~20gが目安です。
コンテナの淵や、畝間や株と株の間に肥料をまいて、表面の用土と軽く混ぜ合わせてから、株元付近に寄せておきます。
摘み取り収穫では、生育初期に株を大きくすることが多収穫のポイントです。
元肥をしっかりと施して株を大きく育て、収穫後も定期的に追肥を与えましょう。
摘み取り収穫を続けている期間は、2~3週間に1回を目安に追肥を与えます。
収穫
シュンギクは品種や栽培時期にもよりますが、種まきから約2か月、苗からだと約1.5か月で収穫の適期を迎えます。
春まきでは5月中旬~6月中旬、秋まきでは11月上旬以降が収穫時期の目安です。
シュンギクの収穫時期を見た目で判断するときは、草丈が15cm以上を超えたら収穫のタイミングです。
株採り収穫では、適期になった株から収穫していきましょう。
収穫するときは、株の根元付近をつかんで一気に引き抜きます。
抜き取る株の根元を押さえて、残す苗の根を傷めないようにするのがポイントです。
摘み取り収穫では、株元から数えて3~4枚の葉を残して切り取ります。
すべて切り取らずに下葉を数枚残しておくことで、葉の根元付近から脇芽が勢いよく伸びるようになります
新しい葉は株の中央部分から伸びるので、外葉を必要な分だけ切り取って収穫してもかまいません
春まきでは気温が高くなってとう立ちする6月中旬頃まで、秋まきでは春先まで摘み取り収穫を続けられます。
病害対策
病害の前兆を早く見つけることが、大きな被害を防ぐことにつながります。早期の治療と再発防止対策をしっかりと行いましょう。
よく見かける病害は「炭疽病」「モザイク病」「萎凋病」「葉枯れ病」「べと病」などです。
病害が発生しやすい環境は高温多湿です。
病害を予防する方法は、高温にならないように温度管理する、堆肥などの有機物を投入して土壌の保水性を高める、
用土を丁寧に耕して水はけの良い土壌作りを行う、こまめに除草をして株間を確保し、株元の風通しを良くするなどです。
万が一病害が発生したら、感染した茎葉を早めに摘み取って必ず場外で処分します。
被害株をそのまま放置すると、菌やウイルスが水やりや降雨などで広がって他の株に感染していきます。
また、使用した道具の使いまわしも感染源になるので、使用後は必ず消毒しておきましょう。
害虫対策
収穫前に害虫の被害に遭うと収量に大きく影響します。害虫を見かけたら早期に駆除することが被害を最小限に抑えるポイントです。
発生する害虫は、「アブラムシ類」「ハモグリバエ」「アザミウマ」「ヨトウムシ」などです。
害虫は大きくなる前や数が増える前に早期に駆除することが大切です。
葉の裏もよく観察して、卵や幼虫を見つけたらすぐに対処しましょう。
栽培時に出る残渣(落ち葉や枯葉)はこまめに撤去し、株元が込み合ったら摘葉して風通しを良くすることで、害虫の住処をなくすことができます。
自分の畑だけを対策しても、周辺の無対策の畑や雑草地などから、害虫は次々と飛来してきます。
シュンギクの苗が小さい時期の、防虫ネットや不織布のトンネル掛けは、害虫の飛来を予防するうえでかなり有効な方法です。
害虫の数が増えて自力で駆除できなくなる前に、人体への影響が少ない薬剤を使うことも検討しましょう。
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