観世音菩薩御和讃

親しみやすい美しい旋律に、心地よい鈴鉦（チン・リン）の響き。
その音色はどこか懐かしいようでしみじみと心にしみわたり、安らぎを与えてくれる梅花流詠讃歌。

ぜひ覚えて一緒にお唱えしてみましょう♪

久々の投稿は『観世音菩薩御和讃』という観音様の曲です。

観音さまを正しくは観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)・観自在菩薩(かんじざいぼさつ)といい、救いを求める人々に応じて様々な姿を現し、大きな慈悲の手を差し伸べ、人々を救済することを本願する菩薩さまです。

今回の動画では日本三大観音のひとつ、秋田県由利本荘市『赤田の大仏』で有名な正法山長谷寺様の大仏殿で撮影をさせて頂きました。
あまりの大きさに梅友メンバーも圧倒され、思わず手を合わせお拝をせずにはいられない荘厳さでした。
御和讃と共に映像も楽しんで頂ければ幸いです。

【撮影協力】
秋田県由利本荘市赤田
正法山長谷寺様　大仏殿


　　　　　　　【観世音菩薩御和讃】
1979（昭和54）年
作詞　赤松月船
作曲　遠藤　実

(一)
お慈悲の眼あたたかく
まどかに智慧は満ちわたる
この世の母のおん姿
南無や大悲の観世音

(二)
心の闇はくらくして
迷いはまこと深けれど
深きがゆえのおん誓い
南無や大悲の観世音

(三)
めぐみのなかにつつまれて
うれしさあまるおきふしに
何をばおもいわずらわん
南無や大悲の観世音

★歌詞解説
(一)
一番の歌詞では、観音さまの慈悲深い柔和な表情、悲智円満な性格が詠われています。
ひとたび観音さまのみ名を称えれば、誰にでも分け隔てなくその慈悲が注がれるさまを表しています。
またその慈悲に溢れたお姿は、まるで子を思うやさしい母親のようであり、そのような観音さまの存在を心に念じて生きていきますという誓いです。

(二)
私たちは誰しもが悩みや迷いの中で生きており、どうすれば解決できるのかと四苦八苦しています。
しかし、迷いの中で生きているからこそ、どう生きるべきかという答えを探し求め、信仰の中で答えを導き出すことが出来るのではないでしょうか。
正しい信仰と共に観音さまの救いの誓願を信じて生きていきますという、お誓いする心が表現されています。

(三)
観音さまの慈悲に溢れる恵の中で、私たちが法悦のうれしさに満ちた日々を生きることを表しています。
観音さまの誓願を信じ、いつも心の中に観音さまを念ずれば、思い煩うことも苦ではなく、安心して生きていくことが出来ます。
またその誓願を信じて修行実践する行いこそが尊いものであり、それらを通して思いやりや優しさを育む生き方をしてまいりましょう。


『観世音菩薩御和讃』を聴いて、是非ご一緒に“南無や大悲の観世音”とお唱え致しましょう。


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