平清盛誕生の謎 祇園女御　忠盛灯籠.wmv

平清盛の出生については、いろいろと取り沙汰されているようである。
NHK大河ドラマ『平清盛』では、白河法皇により懐妊された祇園女御の妹が、清盛を産んだように扱われていた。
平清盛の出生についての主な史料、『平家物語』、『仏舎利相承図』、 『中右記』、『尊卑分脈』の記述はどうなっているか、簡略に羅列してみた。
この史料のうち『仏舎利相承図』に、白河法皇により懐妊された祇園女御の妹が清盛を産んだように記されている。
清盛の生母について、確実と思えるのは「死亡した忠盛の妻で、もと白河法皇の周辺に仕えていたという人であった」と記された『中右記』のようである。
なお、清盛は平忠盛の嫡子といわれるが、白河法皇の落胤があったのは本当であろうか。
この法皇落胤説については、研究者の間でも意見が分かれているという。
『平家物語』巻6「祇園女御」では、白河法皇により懐妊された祇園女御が平忠盛へ下賜され、清盛が生まれたような説話であるが、この説話にまつわる忠盛燈籠が八坂神社の境内にある。
祇園女御の屋敷があったという所には、祇園女御塚がある。

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