1964年から続く仙台最後の屋台“逆さちょうちん”「大分軒」 店主は91歳「明日ってのは考えていない。かっこいいでしょ」
Автор: tbc東北放送 公式YouTube
Загружено: 12 апр. 2025 г.
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昭和の時代、仙台市中心部には多くの屋台が並び、にぎわいをみせていました。
しかし、令和のいま、仙台の屋台は1軒だけに。91歳の店主には、屋台を守り続ける理由がありました。
逆さに吊るしたちょうちんが店の目印。仙台に1軒だけ残る最後の屋台「大分軒」です。日が落ちる前から次々と客がやって来ます。
常連客:
「タケノコもいいですか」大分軒を切り盛りするのが内田菊治さん、なんと91歳で現役の店主です。
60年に渡り、この屋台を守り続けてきました。
年齢を感じさせない接客で、アツアツのおでんにコップ酒が客を癒します。
店に通い始めて5年の客:
「最初受け入れてもらえるかなと思ったけど(受け入れてもらえた?)おかげさまで」
大分軒 内田菊治さん(91):
「人相がいいもんね。人の気持ちってのは顔に出るよな。おれ石破さんみたいな人が入ってきたら断るよ」
こんな歯に衣きせぬ内田さんの語り口も店の魅力です。
東京オリンピックがあった1964年に開業
夜はいつも満席。
常連客だけでなくときには若者もふらりと立ち寄ります。
この日は、飲み会の二次会で立ち寄ったという若者の姿がありました。訪れた客:
「初めてです。通りすがりで」
「お腹がすいていたので」当時は若かった客が、何十年も経ってから、また店にやってきたこともあるといいます。大分軒 内田菊治さん(91):
「山形大学の内科医長している人がロールキャベツだけひとつ食べにくる。学生の頃は銭無くて食べられなかったって。うれしい。人の機微ってのはこういうことだろうな」内田さんは、九州の大分県出身で水産高校の職員でした。
30歳のときに立ち寄った仙台で、屋台の雰囲気に魅かれ移住し、1964年に出身地の名前をとって「大分軒」を始めました。当時、仙台市中心部には屋台がひしめきあっていました。大分軒 内田菊治さん(91):
「当時は80軒くらいあった。至るところにあった」
「女房があって俺があるんです」
一緒に屋台を支えるのが妻のタイ子さん85歳です。内田さんの後ろでお勘定をしっかり計算するのがタイ子さんの役割、ずっと続けてきた2人のスタイルです。
2025年2月、夫婦二人三脚で守ってきた「大分軒」にうれしい知らせがありました。「60年という年月をかけて築き上げた大分軒の味は、心に深く刻まれています。大分県の誇りであります」
長年の営業を称え、出身地・大分県の県人会から内田さんに表彰状が贈られたのです。大分軒 内田菊治さん(91):
「涙が出そう…、お母さんも見て」
妻・タイ子さん(85)「すごい」大分軒 内田菊治さん(91):
「女房があって俺があるんです、この人がいなかったら続けられなかった」
妻・タイ子さん(85):
「60年、お父さんは本当にがんばったよね」60年店を続け、表彰状をもらうのは初めてです。妻・タイ子さん(85):
「本当に幸せ、うちのお父さんは。みんなに大事にされるからね。1日1日大事に働くこと。元気に体に気をつけてね。楽しく働かせてもらっています、皆さんのおかげで」内田さんは、屋台をバイクでけん引して街へ向かいます。
逆さ「ちょうちん」その理由は
冬場や天候の悪い日を除き週に2度ほど出店します。
細心の注意を払い、15分ほどの場所にある青葉通へ向かいます。
かつて80軒が軒を連ねていたという仙台の屋台ですが、仙台市や宮城県警が、衛生面などを理由に「一代限り」と決めたため次々と姿を消していきました。
今は内田さんの大分軒1軒だけです。
30年前、1995年の映像がtbcに残っています。リポーター(当時):
「さてこちらは、支那そばの大分軒さんなんですね」
トレードマークの逆さに吊るした「赤ちょうちん」です。リポーター(当時):
「こんばんは。こちらのちょうちんは、なぜ逆さになってるんでしょうか?ご主人お忙しいなか申し訳ないですが、なぜ逆さまなんでしょうか」
(接客に忙しい内田さんは無言を貫く…)当時61歳の内田さんです。
ハチマキと人柄、そして支那そばの味は30年経っても変わりません。
ただ、さすがの内田さんも物価高には敵わず、2024年に100円値段を上げました。
大分軒 内田菊治さん(91):
「今、仕入れはスーパーのロピアに凝っているんだ。開店と同時に行っている。そうじゃないと人がいっぱいで」ところで、逆さに吊るした「ちょうちん」の理由。
かつて屋台がひしめきあっていたころ、少しでも目立とうと始めたのがきっかけだそうです。
ちょうちんの中に雨が入り込むのを防ぐ役目もあるんだとか。内田さん、90歳を超えてなお店を続ける理由はシンプルです。大分軒 内田菊治さん(91):
「楽しい。しゃべると長生きする。仲間といっぱいしゃべって。家から学校に来るのと一緒。今日が楽しければいい。明日ってのは考えていない。かっこいいでしょ」昭和のたたずまいを今に残しながら、大分軒は仙台の屋台文化を守り続けています。
91歳の内田さんは、今後も体が動く限り営業を続けていきたいとしています。
「大分軒」は不定期で開店するため、営業しているか確認したいときは実際に仙台市の青葉通を訪れる必要があります。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tb...

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