天界の村を歩く2 九州山地 日之影川 耳川(宮崎県)/石造集落と高低差200mの眺望
Автор: 集落町並みWalker /Walk around Japan
Загружено: 2022-03-04
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Walk around the mountain village, Kyushu Mountains, Hinokage River Mimi River/View of stone village and height difference of 200m
日之影町 戸川
日之影町戸川集落は、日之影町を南北に流れる日之影川沿いの山間にたたずむ戸数7戸からなる「石垣集落」である。僅かな記録の中でみる一番古い石垣は、嘉永から安政年間に築かれたとされている。代表的な石工は二人で、安政2年の大地震で崩れた江戸城の石垣修復工事に石工技術を見込まれ召されたといわれている。畳一枚ほどの巨石を樹木で作ったコロやテコを利用し、村人総出で築いたであろう巨大な石垣。小さな石を根気よく積み上げた見事な石垣は、宅地造成、耕地造成、石蔵、防風垣と村全体を形成し、村とともに歴史を刻んできた。
この村で石を使っていないのは各住宅の主屋と2棟の煉瓦蔵である。主屋は板壁の茶が石と調和し、煉瓦蔵の煉瓦は表面に青緑の釉薬がかかっており山や田んぼの緑と調和している。戸川は集落の構成要素と周辺環境含めた総体がデザインされている芸術品であり文化遺産である。
諸塚村 家代・川の口
九州山地の山岳集落「天界の村」は、平家の落人伝説が残る村として、かつて隔絶山村といわれた地域と重なっている。九州山地東部は、宮崎県の椎葉・米良・高千穂、九州山地西部は熊本県の五家荘・五木といったエリアになる。宮崎県の天界の村のある地域は、市房山をはじめ1000mを越える山々が並ぶ熊本県境に接していて、耳川や一ツ瀬川(ひとつせがわ)の本流と数多くの支流が山を侵食し、深い谷が形成されている。したがって、集落は渓谷部の小さな平地や山腹の緩斜面上を選んで散在している。
耳川水系の「天界の村」は椎葉村が中心であるが、その東隣である諸塚村にも見られる。その筆頭が家代集落である。ここから耳川の下流方向には天界の村と呼べるものはないので、耳川水系では最も下流側にある天界の村といっていいだろう。諸塚村の東側、日之影町や美郷町との境は、標高1000m超える諸塚山から続く稜線になっているが、その稜線から耳川の支流・柳原川の谷へ下る緩斜面上に家代集落や最後に紹介する川の口集落が形成されている。家代集落の産業はお茶の生産で、集落の中に煎茶加工場がある。谷底から見ると150mから350mにかけて、高低差約200mの集落が形成されている。
一方、耳川左岸の支流・柳原川を遡ったところに川の口集落がある。川の口は、お茶畑も見られるが、大部分は棚田である。谷から100m以上の高所にも関わらず水田があるのは、日之影町戸川と同じように、ある時期に用水を引いて水田を耕作したのであろう。先人たちの努力が作り上げた集落景観である。
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Database 戸川
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