SOTE2022.3.11 digest

〜SONG OF THE EARTH 311〜

日本キャンドル協会は、今年度も「SONG OF THE EARTH 311」にて『 CANDLE 11th 』を一般社団法人LOVE FOR NIPPONと共催する運びとなりましたのでご報告いたします。

今年は、2022年8月末に「帰町宣言」をされた双葉町のJR双葉駅前にて、3月10日・11日の2日間にわたりキャンドルナイトを開催することが決定しました。
そこで、昨年同様、みなさまからのメッセージを募集いたしします。
プロフィールのリンク「CANDLE 11th 〜SONG OF THE EARTH 2023」よりメッセージをお寄せください。
JCAにて代筆のうえ、キャンドルの灯りとともに福島へ届けます。

CANDLE JUNE 氏からのメッセージです。
動画とともにぜひご覧ください。
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もう直ぐ3月11日がやってきます

私たちは2011年のあの日から支援活動をスタートしました
現地への物資提供や炊き出し
避難所訪問からイベント開催
仮設住宅も各所をめぐり
復興住宅訪問も続けています

幼稚園や小学校訪問や
被災地域の町おこしや産物紹介
支援したい側の物資やアクションを現地とつなげるなど
あらゆることをこの12年おこなってまいりました

わたしが自分の仕事であるキャンドルを灯すということが現地でできたのは
2011年の6月11日
津波被害をうけた海の街のみなさんのよびかけでおこなったキャンドルナイトです

3月14日から毎日
というか物資をおろしてはまた東京で積み込み福島に戻るという1日という期限もない日々でしたが
6月11日
この日はいつものように車のなかは自分のキャンドルでいっぱいでした

いつもと違うのは私が作るキャンドルナイトではなく
みんなでつくるキャンドルナイトにしたことでした

地域のみなさんにもキャンドルメッセージを書いてもらい
一緒に灯しましょうという形にしました

その時の多くの悲痛な叫びや
悲しい心の声がキャンドルメッセージにあったから
いまだに毎月11日に福島でキャンドルナイトを続けています

月命日にキャンドルナイトをしていると
「追悼の灯を灯しているんですか？」
現地を取材されるメディアの方に聞かれます

キャンドルを灯すことで本当に亡くなられた方々が安心して成仏できるのでしょうか

2001年に広島の原爆の残り火である「平和の火」を灯してから
広島や長崎や沖縄
NYのグラウンドゼロやアフガニスタン、、、。たくさんの悲しみの場所で灯してきましたが
灯したからといって平和になったり
戦争やテロがなくなることはありませんでした

灯し続けているのは私です

世界は変わらないかもしれませんが
私は一つ一つの出来事を自分ごとにすることができました

悲しみの理由や気持ちを背負うことができるようになりました

世界を平和にすることはできませんが
その時その場所はいつも平和な時間で平和な場所になっていたと思います
そして
それを新たな場所で伝えることができます
東京に戻りみんなに伝えることができます

みんな今の自分の生活にけして満足はしていないかもしれません
でも今の当たり前の生活が突如崩壊してしまったらどうするのでしょうか

私はたくさんの場所でたくさんの人たちから教えてもらってきています
そしてその人たちが望むことも

2023年の3月11日は土曜日です
今福島でもっとも必要な支援は私がキャンドルを灯すことではなく
多くの県外の方が福島にきてもらうことです

福島の復興は日本の復興です

原発事故や津波や地震はまた起こります
その時にどうしたらいいかを学びにいきませんか

被災体験した方々とのつながりを作りませんか

福島のおいしいものを食べにきませんか

素敵な場所にたのしみにやってきませんか

私たちがおこなうイベントは「それぞれの311」が交差して繋がる場所と時間です
そして
キャンドルナイトは一つのメディアです

それぞれの想いを福島に届けませんか

それぞれの想いを灯しにきませんか

毎年毎年参加してくださる人が増えています

「本当にこのままでいいのだろうか」
「あの日からずっともやもやしていた」
そんな人たちや、支援活動していたけど終わってしまってという方もいます

それぞれの311が集い
それぞれの人生をリアルなより良いものにできる

そんな3月11日をみなさんといっしょに作りたいと願っています
どうぞ
よろしくおねがいいたします

CANDLE JUNE


映像制作：8mm STUDIO