【双極性障害】女性の双極性障害の特徴4つ【精神科医が9.5分で説明】双極性障害2型|躁うつ病|躁状態
Автор: こころ診療所チャンネル【精神科医が心療内科・精神科を解説】
Загружено: 9 июл. 2024 г.
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0:00 (1)はじめに
0:24 (2)統合失調症の症状と治療
2:05 (3)女性の統合失調症の特徴4つ
2:13 ①言葉で出やすい
3:25 ②気分の波が出やすい
4:23 ③ほかの病気と見分けにくい
6:10 ④薬選びに注意が必要
8:29 (4)まとめ
双極性障害(躁うつ病)はうつとその逆の「躁状態」を周期的に繰り返す精神疾患です。男女比は1対1ですが、女性では「双極性障害2型が多い」などの特徴がいくつかあります。
「女性の双極性障害の特徴4つ」について、精神科医が9.5分で説明しています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)
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(1)はじめに
双極性障害は男女ほぼ同率で発症する精神疾患です。女性の場合、暴力などが少なく大きなトラブルは目立ちにくい傾向がありますが、気分の波は強く、薬の選択が難しい場合があります。本記事では、女性の双極性障害に見られる4つの特徴について解説します。
(2)双極性障害の症状と治療
双極性障害(躁うつ病)は、うつ状態とその逆の躁状態を周期的に繰り返す精神疾患です。うつ病とは異なる脳のメカニズムが関与していると言われています。治療には主に気分安定薬が用いられ、症状の改善と再発予防のために、安定後も継続的な服用が必要です。
双極性障害には4つの状態があります:
1. 躁状態:気分の高揚が顕著で、トラブルの危険性がある
2. 軽躁状態:軽度の躁状態
3. 軽うつ状態:軽度のうつ状態(安定時にはこの状態であることが多い)
4. うつ状態:強い落ち込みが見られる状態(うつ病と同様)
治療法としては、薬物療法(主に気分安定薬)、生活面での対策(生活リズムの維持、行動量の調整)、福祉資源の活用などがあります。
(3)女性の双極性障害の特徴4つ
①言葉で出やすい
女性の双極性障害では、男性と比べて暴力的な形での表出は少ないものの、言葉で症状が表れやすい傾向があります。著しい多弁が特徴的で、直接的な暴力事件などには至りにくいですが、対人関係に強い影響を与え、トラブルや孤立につながることがあります。
注意すべき言動として、パワハラ的な言動(多弁で相手を追い詰めるような言葉の繰り返し)、性的な逸脱傾向、過度な買い物などがあります。
また、女性では双極性障害Ⅱ型(軽躁状態を伴うタイプ)が目立つ傾向があります。明確な躁状態は見られにくいため、大きなトラブルには至りにくいものの、性格的な問題と誤解されやすく、対人関係に強い影響を与える可能性があります。
②気分の波が出やすい
女性の場合、男性と比べて短期間での気分の変動が顕著です。これにより、自己認識が不安定になりやすく、疲弊しやすい傾向があります。また、言動が短期間で大きく変化するため、周囲の人々が困惑しやすくなります。
関連する状態として、以下のものがあります:
ラピッドサイクラー:1年間に4回以上、躁・うつ・混合性の病相の変化が見られる状態
混合状態:躁状態とうつ状態の症状が同時に現れる状態
これらの状態は、女性の方が男性よりも発現しやすいとされています。
③ほかの病気と見分けにくい
女性の双極性障害は、症状が比較的弱い一方で短期間での気分変動が目立つため、精神疾患と認識されず性格の問題と見なされることがあります。また、類似した症状を示す他の疾患との鑑別が難しい場合があります。
見分けにくい代表的な疾患:
1. PMS・PMDD(月経前症候群):生理前の身体的・精神的変化
2. ADHD(注意欠如・多動性障害):不注意、多動、衝動性が特徴の発達障害
3. 境界性パーソナリティ障害:感情調節の困難が顕著なパーソナリティ障害
これらの疾患は、双極性障害(特にラピッドサイクラーや混合状態)と症状が類似しているため、慎重な鑑別が必要です。
④薬選びに注意が必要
双極性障害の主要な治療薬である気分安定薬は、妊娠との相性が悪い傾向があります。代表的な気分安定薬である炭酸リチウムとバルプロ酸は、胎児への影響が強いとされるため、妊娠を考慮する場合は注意が必要です。
妊娠の可能性を強く想定する場合は、抗精神病薬などの代替薬の使用を検討することがあります。ただし、症状や個々の状況によって最適な選択肢が異なるため、医師と相談しながら慎重に判断する必要があります。
(4)まとめ
双極性障害は男女ともに発症する可能性がある精神疾患ですが、女性特有の特徴があります。主な特徴として、①言葉で症状が表れやすい、②気分の波が顕著、③他の疾患との鑑別が難しい、④薬の選択に注意が必要、の4点が挙げられます。
これらの特徴を理解し、早期に適切な治療を受けることが重要です。適切な治療により、症状の改善や安定した状態の維持が期待できます。双極性障害が疑われる場合は、専門医に相談し、個々の状況に応じた最適な治療方針を見出すことが大切です。
こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
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【監修者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

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