お手らわらかに　夏木マリ　

阿久悠作詞
川口真作曲
川口真編曲

1974年リリース

夏木マリ名義でのリリース、三作目。

今もカッコ良い女性って感じで。

夏木マリ以前に中島淳子名義でアイドル時代があったそうで。
ちょっと信じられないし、観てみたかったです。

改めて、この曲を聴きこんで表情豊かな歌声に魅了されました。

サビの最初はささやく様に”お～てやわらかに”と歌って、キメの”泥棒よあなたは”のシャウト

サビ前の、多重録音による、自声のハーモニーとか、そのパートの終わりの吐息とか、、芸が細かい。

後の個性派女優の片鱗がうかがえます。

阿久悠の詩もノッテる感じ。

夏木マリは、こうゆう女性でしょ？　って感じで、強いくてクールなんだけど、少女の様なシャイで純粋な部分も併せ持つ。

見事なキャラ定義。

物の本の資料によると、この曲は、あの”絹の靴下”より売れたそうで。

当時小学生の自分には、あのフィンガー・アクションの”絹の靴下”は印象深いですが。

この曲のヒット後、病のせいで長期休養になってしまい、セクシー歌謡の頂点に立つことはなかったようです。

残念ですが、そのおかげで女優の道へシフトし、今もカッコ良く生きていて、なにが、どうなるか、人生わからないし、だからこそ面白い！
色々考えちゃいました。