【オランダ文化】秋限定のビール、Bock Beer(ボック ビール)を飲もう！

0:00 Bock Beerとは
0:33 オランダ名物Bock Beer
1:00 ボックの歴史
1:29 Bock Beerの語源
1:48 Bock Beerの特徴
2:33 春限定Lente Bock beer
2:50 ビールの発音

みなさんこんにちは、オランダ移住チャンネルです。
突然ですが、ボックビールをご存じですか？
オランダやドイツでは10月くらいになると、秋限定のボックビール(Bock beer)が出回り始めます。
糖分、アルコール度数が高く、色も黒いボックビール！ぜひ一度飲んでもらいたいです！

オランダでは秋になると、Heineken、Grolsch、Amstelなどの大手ビール会社ではBock beerを生産して、スーパーや酒屋にはたくさんのBock beerが並びます。日本ではBock beerはなじみがありませんが、オランダでは秋になるとオランダ全国の各都市でBock Beer Festivalが行われ、たくさんの人たちがBock Beerを飲みに集まります。

●ボックの歴史
まずBock beerって何？というところでBock beerの歴史から。
Bock beerの原型は、北ドイツ、アインベックで14世紀ごろ作られた高アルコールビールです。
スゥエーデン、ロシアなどに輸出していたため、長距離輸送に耐えられるようにアルコール度数を高めにしたのです。
17世紀、ミュンヘンにてアインベックのエールビールをラガー手法により改良して、大人気のビールが誕生、これがBock beerです。
ミュンヘンで誕生したBock beerがオランダに持ちこまれたわけです。

●Bock beerの語源
ミュンヘンのアインベック風ビールは、バイエルン訛りで「アインボック」と発音され、それが縮まってBockと呼ばれるようになりました。
また、Bockには「雄ヤギ」という意味があり、雄ヤギのように力強いビールであるという意味も込められていて、このようにラベルにヤギの絵がかいてあります。

●ボックの特徴
Bock beerはローストした麦芽を使い、アルコール度数を高めるために麦汁を濃い目にしているので、ローストした麦芽の香りと相まって、香ばしくて濃厚、甘みのあるビールです。グリルした肉との相性が抜群です。

秋の実りの黄金色、茶色を象徴して、ラベルなども茶色にしてます。緑色で有名なHeinekenもBokビールは茶色のラベルとなっていて興味深いですね。
アルコール度数が6~8%とビールにしては高め、そのため甘みがあり、ホップの苦みがほとんどないのでビール嫌いな方も飲みやすいと思います。日本ではまず飲めないので、オランダに移住したら秋にBock beer、ぜひ飲んでみてください。

ちなみに春になると、春限定のLente Bockビールが出回ります。
Lenteはオランダ語で「春」という意味。春のBock Beerということですね。
Lente Bock beerは甘くなく、さっぱりさわやかなので春っぽくてこちらもおすすめです！

ちなみに、ビールという発音はオランダ語が起源と言われております。
江戸末期、オランダから日本にビールが伝えられ、オランダ語でBier(ビーア)という発音がビールと聞こえたようです。
私はビールが大好きで、オランダからビールが伝えられ発音もオランダ語が由来というのは益々オランダに親近感が増しますね。

以上、ご視聴ありがとうございました！

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