廃墟からの復活(Auferstanden aus Ruinen)【和訳カタカナ解説付き】東ドイツ国歌 National Anthem of East Germany
Автор: Andreas Köppen
Загружено: 2020-08-10
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モインモイン!
ようやくこの曲をアップできました。
なお、NVAたいちゃん様から映像を頂いてコラボした動画がございますので、こちらもご覧ください。
動画: • 東ドイツ国歌廃墟からの復活(日本語訳)Auferstanden aus Ruinen
チャンネル: / @nvaたいちゃん
※2024/09/05追記:歌詞が歌われなくなった経緯について修正しました。
〈曲について〉
ドイツ民主共和国の国歌です。1949年にベッヒャーが作詞し、これに複数の作曲家が曲をつけてオーディション形式でメロディーを決定する方式が取られました。採用されたのはアイスラーのメロディーでした。アイスラーは「秘密の配備」や「統一戦線の歌」などを作曲した作曲家で、第二次世界大戦中はナチスの迫害を受けてベルギーやスペインを経由してアメリカに亡命していましたが、戦後赤狩りで追放されて東ドイツに戻っていました。
アイスラーは1949年の10月下旬から11月初旬のほんの数日でこの曲の旋律を完成させ、その後数ヶ月で正式な国歌として認められました。その後、東ドイツ政府によって盛んに普及活動が行われ、初等教育からこの歌を学ぶなど国歌としての地位が確立されていきました。しかし、1970年代に入ると、独裁を敷いていたSED(ドイツ社会主義統一党)は西ドイツを完全な外国として見なすようになり、公式文書から「Deutschland(ドイツ)」や「deutsch(ドイツの)」といった単語を削除するようになりました。この流れの中で、この曲の歌詞はSEDの政治姿勢にそぐわなくなりました。この結果、1970年代に入ると歌詞が公式の場で歌われることはなくなっていきました。「禁止された」という記載も見受けられますが、SEDが公式に歌唱を禁止したことはなく、例えば楽譜集から歌詞を消し去るなどして「忘れ去られる」ように仕向けました。ドイツ語のYahoo!知恵袋のような存在である"gutefrage"には、1970年代にこの曲の歌詞を学校で習ったという体験談が見受けられます。ちなみに、日本語のWikipediaには、弓狩(2004)を出典として「歌詞の中にあった『ドイツよ、一つの祖国よ』という部分が現実にそぐわないとソ連から圧力がかかった」という趣旨の記載があるのですが、ドイツ語の文献でソ連から圧力がかかったという記載は見受けられません。弓狩(2004)にもこれに関して詳細な出典情報がありませんので、どなたか原典をご存知でしたら教えてください。
なお、1949年11月7日に作成されたアイスラーの自筆譜では、「Deutschland, heilig Vaterland(ドイツ、神聖な祖国よ)」、「Und wir schlagen sie vereint(私たちは団結してそれに打ち勝つ)」となっており、歌詞に現在の版と相違があります。これがアイスラーによる誤り?なのか、それともベッヒャーの歌詞によるものなのかは分かっていませんが、もしheilig Vaterlandが採用されていれば、歌詞が禁じられることはなかったのかもしれません。この自筆譜はベルリンのドイツ歴史博物館で見ることができます。
1989年、ベルリンの壁が崩壊すると、市民はこの曲の歌詞である「ドイツよ、一つの祖国よ」などと叫びながら壁を越えました。1990年の1月には東ドイツ最後の政権であるモドロー政権が国営放送に対して歌詞付きの国歌を流すように指示を出しました。こうしてこの国歌は最後の最後に国歌として歌詞付きで東ドイツに響きました。
なお、ドイツ統一にあたっては、ベッヒャーの歌詞で「ドイツの歌」(ドイツ連邦共和国の国歌)の歌詞を補完するという案やアイスラーが作曲した曲をドイツ国歌として採用する案が東ドイツ側から提示されましたが、いずれも採用されることはありませんでした。
〈正誤表〉大変失礼いたしました。
×National Volks Armee→○Nationale Volksarmee
×ナツィオナール→○ナツィオナーレ
〈訳について〉
この曲は諸兄が素晴らしい訳を作られているので、もう訳さなくても良いかとは思いましたが、一応自分なりに訳してみました。
・Dir
文中であっても、古典的な文章ではdirをDirと大文字で表記することがあります。しかし興味深いのは、この曲でDirが大文字なのはここだけ、ということです。ここは国を指しているので、敢えて大文字にしたのかもしれません。
・zwingen
普通に訳せば「強制する」という意味です。これを克服すると訳すのはかなり難しいところですが、R.シンチンゲルの『現代独和辞典』には確かに克服するという意味が掲載されています。
・denn es muß uns doch gelingen, daß die Sonne schön wie nie
よく「我々は成功しなければならない。そして太陽はこれまでにないほどドイツの上に輝く」と二つの文に分断した訳が見られますが、これは「太陽を輝かせることについて成功する」という意味で取るのが妥当なのでは、と考えました。ただ、ややゴツゴツした訳になったことは否めません。
・reicht den Völkern eure Hand.
このreichtの主語が何で、eureが何を指しているかなのですが、ここは前後の文脈から全世界の人々が人民に手を差し伸べると訳しました。ただ、この訳はあまり適切ではないかもしれません。英語訳ではyouが使われているケースが見られますが、このyouも一般論としてのyouなのかそれとも聴くものに呼びかけているのか判然としません。どなたか教えてください。
・steigt ein frei Geschlecht empor.
empor|steigen(出世する)という動詞がありますので、上に昇っていくとは訳しませんでした。
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