吹奏楽のための祝典序曲「白銀の祭典」/矢代 秋雄
Автор: Musikreate
Загружено: 2025-06-20
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2025年3月23日(日)に喜多方プラザ文化センターで行われた、会津フィルハーモニックウィンズ スプリングコンサート2025の模様です。
[以下、当日のプログラムノートより]
コンサートのオープニングを飾るのは、戦後の日本のクラシック音楽界において重要な役割を果たした作曲家、矢代秋雄の数少ない吹奏楽曲「白銀の祭典」です。矢代秋雄は1929年に東京に生まれ、若い頃より英才として将来を期待され、東京芸術大学を卒業後、パリ国立高等音楽院に留学しました。音楽院ではオリビエ・メシアンらに作曲を学び、主席で卒業しています。わずか46年という短い生涯の中で多くの名作を残し、フランス音楽の影響を受けた洗練された作風で現在の日本のクラシック音楽界の礎を築きました。この「白銀の祭典」は、札幌オリンピック冬季大会組織委員会の委嘱によって作曲され、1972年2月3日のオリンピック本大会の開会式の冒頭で演奏されました(この大会の音楽は、他にも山本直純、古関裕而、三善晃や間宮芳生など、日本を代表する錚々たる方々が作曲を担当しています)。FANFARE LOINTAINEと呼ばれるトランペットとホルンによるバンダのパートが特徴的で、舞台上のメインの楽団とは異なる位置から演奏することで、立体的かつ劇的な音響効果を生み出します。矢代の洗練された作風が反映された透明感のある和声や巧みなオーケストレーションは、まるで冬の澄み切った空気をそのまま音楽にしたかのようです。序奏の静謐なファンファーレから、次第に広がりを見せるダイナミックな展開は、まさにオリンピックの幕開けにふさわしい荘厳な響きを持っています。しかしこの作品、佳曲であるにも関わらずパート譜が市販されておらず、現在では入手が困難な状況です。今回の演奏にあたっては、オンデマンドでスコアを購入し、指揮者自らゼロからパート譜を作成しました。ようやく苦労が報われる思いです。なかなか聴くことのできないレアな楽曲をお楽しみください。
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