紅葉【東北院】東北院縁起は、和泉式部という歴史上の人物と結びついた、古典文学や芸能の題材ともなった寺院の歴史物語(2025年11月14日)
Автор: Gori Lion【京都歩く人& 自転車散歩】
Загружено: 2025-12-02
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東北院縁起は、京都市左京区にある時宗(じしゅう)の寺院、東北院の創建の由来や歴史、和泉式部にまつわる伝説などを伝えるものです。文献としては『一遍上人和泉式部物語』や『東北院弁財天縁起』といった形で伝えられています。
■創建と由来
平安時代、関白藤原道長が建立した壮大な寺院「法成寺」の北東(艮・うしとら、表鬼門)の地に、一条天皇の中宮・上東門院藤原彰子が別院として建てたのが始まりです。本尊として大弁財天が祀られました。
■和泉式部と軒端の梅
彰子に仕えていた歌人・和泉式部が、出家後にこの東北院内の小御堂に住み、庭に一本の梅の木を手植えしたという伝説があります。この梅は「軒端の梅(のきばのうめ)」、あるいは「鶯宿梅(おうしゅくばい)」と呼ばれ、東北院の象徴となっています。
■謡曲『東北』
室町時代、世阿弥はこの「軒端の梅」の伝説を題材として、能の『東北』(とうぼく)を作りました。この曲では、東国から来た旅の僧が東北院を訪れ、梅の由来を尋ねると、和泉式部の霊が現れて昔日の思い出を語る、という物語が描かれています。
■変遷
元々の東北院は現在の京都御所の東側(上京区荒神口付近)にありましたが、たび重なる火災により場所を移転し、江戸時代の元禄年間に現在の左京区の地に移り再興されました。
「東北院縁起」は、和泉式部という歴史上の人物と結びついた、古典文学や芸能の題材ともなった寺院の歴史物語として知られています。
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