インスリン抵抗性ってなに?インスリン分泌は正常でも高血糖?|よくある糖尿病Q&A⑯|おかやま内科糖尿病・健康長寿クリニック|医師による糖尿病についての動画講座
Автор: おかやま内科 糖尿病・健康長寿クリニック
Загружено: 19 нояб. 2022 г.
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岡山県岡山市の糖尿病内科・一般内科の診療を行っている、おかやま内科 糖尿病・健康長寿クリニックです。院長小川大輔による、糖尿病についての講座を公開していますので、お気軽に閲覧ください。
今回はインスリン抵抗性についてです。
・インスリン分泌低下とインスリン抵抗性
・インスリンは出ているのに、高血糖?
・インスリン抵抗性の検査方法
・インスリン抵抗性の治療方法
【インスリン抵抗性についての詳しい説明】
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★「インスリン作用不足」とは
・(前提)食事中の炭水化物は唾液や消化酵素によりブドウ糖に分解され、小腸から血液中に吸収される。食事によって血中のブドウ糖濃度が上昇すると、膵臓からインスリンが分泌され、ブドウ糖が筋肉などの臓器に取り込まれ、エネルギーとして利用される。
・「インスリンの作用不足」の状態が起こると、血液中のブドウ糖をうまく処理できなくなり、血糖値の高い状態(高血糖)が続くようになる。
・「インスリンの作用不足」には2つの要因がある。一つは「インスリン分泌不全」、もう一つは「インスリン抵抗性」。
★「インスリン抵抗性」の位置づけ
・「インスリン分泌不全」とは、膵臓からのインスリン分泌が低下した状態。
・「インスリン抵抗性」とは、血中のインスリン濃度に見合ったインスリン作用が得られない状態。(インスリンは分泌されているのに高血糖になる)
★「インスリン抵抗性」の指標
・インスリン抵抗性を調べる簡単な方法として、早朝空腹時のインスリン値が参考になる。(早朝空腹時の血中インスリン値が15μU/mL以上あれば明らかなインスリン抵抗性の存在が考えられる)
・インスリン抵抗性を調べる方法として、「HOMA-R」という指標がある。早朝空腹時のインスリン値と血糖値から計算できる。
・(HOMA-R=空腹時インスリン値(μU/mL) X 空腹時血糖値(mg/dL) / 405)
この値が1.6以下の場合は正常。2.5以上の場合にインスリン抵抗性があると考えられる。ただしインスリン治療中の場合や著しい高血糖がある場合には評価できない。
★「インスリン抵抗性」の治療
・インスリン抵抗性の治療の基本は、食事療法と運動療法になります。
・薬物療法として、インスリン抵抗性を改善する薬剤には「ビグアナイド薬」と「チアゾリジン薬」があります。
・ビグアナイド薬としてはメトホルミン、チアゾリジン薬としてはピオグリタゾンがよく使用されています。
・ただし、使用できない場合がありますので注意が必要です。(メトホルミンは1型糖尿病例、腎不全例、大量飲酒例など。ピオグリタゾンは1型糖尿病例、心不全例、膀胱がん治療中の例など。)
動画では短く分かり易くまとめていますので、是非ご閲覧ください。
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