GWの北アルプス　強風が吹きリフトが止まる残雪の唐松岳に登って唐松岳頂上山荘に泊まってきた　唐松岳頂上山荘までの前編　

#登山 #北アルプス #ロープウェイ
GWに今シーズン最後の雪山ということで、一泊二日で唐松岳に登ってきました。
唐松岳は日帰りだと時間的に大変ですが、一泊すれば比較的楽な行程で楽しめる北アルプスの山です。
リフトに乗って一気に1860mの八方池山荘まで登ってそこからゆっくりでも４～５時間で唐松岳頂上山荘まで登れます。頂上山荘からの景色は、唐松岳がまじかに見られ、剣岳や立山三山も楽しめて、さらにライチョウとの遭遇率も高いのでお勧めの山ですよ！
危険個所も少ないので道具と体力を準備すれば比較的安心に登れる山です。

YAMAPで詳細なルートも確認できます。
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#登山 #唐松岳 #アルプス #八方 #唐松岳頂上山荘 #雪山 #白馬 #北アルプス入門

【あらすじ】
GWに唐松岳に登って唐松岳頂上山荘に泊まってきました。唐松岳頂上山荘はGWの期間は特別営業を行っていて、それにお世話になりました。通常の営業は、2025年は6/21～10/14です。
まずは八方尾根の第3駐車場（ゴンドラ乗り場まで約10分のトイレ付無料駐車場）に夜中について数時間仮眠をとりました。たくさん歩くときは、ついてすぐ活動するよりも車で仮眠をとるほうが体調いいです。
朝8時。ゴンドラリフトが動き始めるころに駐車場を出発。八方村の景色を楽しみながらゴンドラ乗り場に向かうと、引き返してくる登山者からこんな情報が、、、、
「ゴンドラの上のリフトが止まってて、登山者はゴンドラに乗せてくれない」と。
何ですと！？私たちは山荘を予約していたのでとりあえず直接確かめにゴンドラ乗り場に向かいました。そこで係の人に聞いたところ、「上部のリフトは止まってます。ゴンドラ降りてからリフト分をスキー場のコース内を歩いて登るのは可能です。ただだいぶ風が強いので気を付けてください。」とのこと。リフト2本が動いていないと。この2本は、アルペンクワッドリフト（高低差280m）とグラートクワッドリフト（標高差160m）の2本。もし風が収まらなければ、460m分くらいを余分の登らなければならない。それはちょっとこの時間からはキツイ。行程が2時間くらい延びてしまいます。うーん、どうしようと思いながらもとりあえずゴンドラでうさぎ平まで行ってリフトが動くのを待とうということでうさぎ平へ。
うさぎ平に着くと「ほんとに風でリフト動かせないの？」と思うくらいの穏やかな天気。でもとりあえず景色がいいのでのんびりと写真を撮りながらリフトが動き出すのを待しました。
30分ほど待つと、とりあえずアルペンクワッドリフト（高低差280m）が動き出しました。まずはこれに乗る。でも次のグラートクワッドリフト（標高差160m）はまだ動かず。でもここまで来たし、山荘は予約出来てるしと思い、スキー場内から登山開始。ここで最初の予定よりも八方池山荘スタートが1:30ほど遅れたがまだちょっと余裕があったので山荘を目指すことにしました。160m分は約30分で登って、やっと本来のスタート地点の八方池山荘に到着です。さ、登るぞ！
この日は強風でしたが、天気がよく気温の高めだったのが助かりました。風は強かったけど寒くなかったので。残念だったのは、八方池がまだまだ雪の下だったこと。例年、6月に入ってから溶け始めるようです。この時期はまだまだでしたね。写真のような池が見たかったなぁ。また来ないと(笑)。
3回ほどの急登を超えたあと、ちょっとドキドキする稜線を超えてついに山荘が見えるピークに到着。山荘が見えた時はうれしくて、後ろから登ってくる人々に「ここでゴールだぞぉ」とサインを送っちゃいました。たぶんわかんなかったと思うけどｗ。
この日は、風が強かったのと時間が15時過ぎとちょっと遅かったので、唐松岳の山頂アタックは翌日に持ち越しました。翌日も晴れてくれることを願って。
山荘について、とりあえずビールで無事についたことを乾杯。この時期に山荘を開けてくれていたスタッフさん達にも感謝です。夕食まで、小屋の周りを散策してライチョウを探したりしましたがこの日は出会えず。
でも山頂の建っている場所は素晴らしいです。山頂山荘というだけあって唐松岳の直下、山頂までは30分かかりません。また、立山や剣、五竜がばっちりと見えていい感じでした。特に食堂の大きな窓には絶景が広がっていました。外は0度近かったけど、山荘内は暖房でぽかぽか。テント泊の人もいましたが、私は小屋泊が快適で好きです。
この日の夕飯は、カレーとハンバーグ。この日の宿泊客は、5人だけだったので一つのテーブルで食事。少人数ったのと、皆さんお話し好きだったのとで5人で飲みながら山の話が出来たのが楽しかったです。
宿泊者が少なかったので山荘ではのんびり過ごせました。夜も翌日は朝ごはん食べてから唐松岳に登って降りるのんびり行程だったので早出の人の準備に目が覚めてしまうこともなく朝焼け前までぐっすり眠れました。
翌日は、日の出前に身支度して山荘の外で日の出を待ちます。すっきりとした日の出はみれませんでしたが天気はまずます、風も強くなく快適に唐松岳登頂と下山が出来そうです。でも予報は昼から雪か雨なのでのんびりは禁物です。
日の出を楽しんでからは、朝食をとってから荷物は山荘にデポして唐松岳アタック。ちょっとだけ怖いところもあったけど無事登頂。景色もよかったので30分ほど山頂で過ごしました。朝一山頂に登ってたのは4人だけだったので貸し切り山頂でした。
登頂後は荷物を回収して下山開始。ここからはライチョウとの遭遇ラッシュです。山荘のそばではちょっと離れた所にいる1羽でしたが、下山途中で登山道につがいのライチョウが2回も出現。後で見たらかなりの枚数の写真を撮ってましたｗ。でもこんなに近くで見たのは初めてなくらい。1mくらいまで近寄らせてくれました。雷鳥ってのんびりしてますねぇ。
その後は、快調に雪道を下って無事に八方池山荘に到着。帰りはリフトもすべて稼働。無事に山麓までリフトで降ろしてもらえました。
初日は風が強かったけど、二日間通して暖かく天気と景色のいい中を歩くことが出来て、シーズン最後の雪山を堪能できました。

おしまい