☘20 :ケイトウの育て方｜どんな土で育てれば良い？種まきの注意点は？花がら摘みもしたほうが良いの？【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

植物の疑問をQ&A形式で回答していく｢プランティアQ&A｣

今回は「ケイトウ」の育て方に関して、特に多い質問を回答させていただきます

植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介する”Plantia Q&A”
園芸のベテランの方はもちろん、ガーデニング初心者の方、ガーデニングを始めようとお考えの方に育て方のポイントや疑問をわかりやすく紹介しています。

▼チャプターリスト


ケイトウはヒユ科の植物です。
個性的な形と鮮やかな花色が特徴の、独特の魅力を持った植物です。耐寒性は低いものの暑さには強く、種からでも気軽に育てられます。
漢字で書くと「鶏頭」となり、文字通りニワトリのトサカのような花の形が有名です。

それではよくある質問の一つめです。

「どんな土で育てればよいでしょうか？注意点はありますか？」

ケイトウは水はけの良い環境であれば土質はあまり選びません。土に肥料を与えすぎると、葉が大きくなりすぎるため注意しましょう。
地植えの場合は、土に堆肥や腐葉土などを混ぜて耕しておきます。
水はけが悪いようであれば、10cm程度の畝をつくっておきましょう。

鉢植えの場合は鉢底石を敷き、水はけをよくし、根腐れを起こさないようにします。
用土は元肥マグァンプKが配合されている『ハイポネックス培養土　鉢・プランター用』がおすすめです。

続いて二つ目のよくある質問です。

「種はいつ蒔けばいいの？注意点はありますか？」

種まきは、4月～5月の間に行います。発芽適温は25℃前後のため、肌寒い時期には種まきを避けましょう。

ケイトウは短日植物のため、日照時間が短くなってくると花芽を形成します。草丈を大きくしたい場合、5月までに種まきしましょう。小さく育てたいのであれば、あえて遅い時期に種まきしてもかまいません。

光が当たると発芽しないため、土を薄くかぶせておきましょう。
深く穴を掘って埋めてしまうと、芽が出にくくなるため注意が必要です。
種をまいてから発芽するまでは、土が乾燥しないよう、こまめに観察して水を与えてください。
ケイトウの種は鉢や花壇にまいても問題なく育ちますよ。


三つ目の良くある質問です。

「花色や開花時期は？花がら摘みもしたほうが良いの？」

開花時期は7月から11月ごろと長めです。
暑さに強く、真夏でも元気な花を咲かせてくれます。
寒さには弱いため、寒冷な土地では夏の間にのみ咲きます。
それ以外の土地では、夏から冬にかけて花をつけます。
咲き終わった花は花がら摘みをしましょう。

花の色は豊富で、赤や黄、オレンジ、ピンク、紫、緑などがあります。
鮮やかな原色の花をつける品種が多く見られますが、淡くくすんだ色のケイトウも人気です。
草丈は10cmほどの小さなものもあれば、2m程度まで大きくなる品種もあります。
様々な種類があり、60種類もあるといわれています。

最後に、
ケイトウの育て方の基本情報です。

水やりは特に種まきや植えつけの後、根づくまでは土の乾燥に気をつけましょう。水切れに注意が必要です。　

肥料は、鉢植えの場合、本葉が3枚つきはじめてから花が咲く前まで、10日に1回を目安に『ハイポネックス原液』を与えます。

病害虫は、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシの被害にあうことも。見つけたら殺虫剤の活用も。